設立50周年。査定の為だけではなく「社員が成長を実感できる」評価で、結果を出す組織へ様

設立50周年。査定の為だけではなく「社員が成長を実感できる」評価で、結果を出す組織へ

2020年1月ご導入

キタックスエンジニアリング株式会社

代表

西本 智彦

※インタビューの内容は取材時のものになります。

キタックスエンジニアリング株式会社

事業内容
空調設備・機器のメンテナンスから機器の設置改修、メンテナンス用薬剤の研究開発まで、オフィスや店舗、商業施設の環境保全。
従業員数
216名
設立
1964年
所在地
大阪府
課題
50周年を迎え、新たな50周年を目指すにあたって、ひとりひとりが成長をすると共に新たな人財群が必要になった。

    人事評価システムを導入した理由

    設立50周年の節目 『100年企業』に向けた社内改革を実行

    当社は2020年に50周年を迎えましたが、このあいだに社員数、売上、拠点数をはじめ、さまざまな面で社業を拡大させることができました。

     

    100年企業を目指すうえで取り残したままに出来ないと思ったのが「人事評価制度」です。それまで運用してきたものはあったものの、期末にのみ目を通す、いわば「評価するため」のものでした。

    「どうしたら人を育てられるのか」「社員がのびのびと仕事をして、生活も含めて充実感を得られるようになるにはどうしたらよいのか」と長く悩んでいましたが、自社内のみではすでに頭打ちの状態でした。

     

    そこで、3年半前の代表就任を機に、外部の力を借りて確固たるものを作ろうと調べる中、あしたのチームの「目指すところを明確にする」「本人の頑張りを評価する」という考えに惹かれ、「これらを実現させれば、社員が自らの成長を実感できる制度になるだろう」と確信を持てたことが、導入の決め手になりました。

    大変だったこと

    「キタックスに合う制度」にするための試行錯誤

    社員が前向きに取り組めるようになってきたのは最近だと感じています。当社はビルの空調設備のメンテナンスを事業とする都合上、24時間365日体制で会社を運営しています。「すでに忙しいのに、制度の導入で新しい業務に時間を取られるのではないか」と懸念する社員は多かったと思います。

     

    そのため導入初期は「一気にやり過ぎない」「急ぎすぎない」ことを大切にしました。

    評価対象者は管理職→現場職→事務職と段階的に増やしました。「完璧にやらなくていい」「とりあえずやってみよう」と現場に何度も声をかけました。

    そして、制度の確立という面では現在もその途上にあります。

     

    数値目標は実際に難易度が高かったのか低かったのかの検証の繰り返しによって今後、年々精度が上がっていくだろうと期待しています。

     

    行動目標(コンピテンシー)の評価においては評価者の目線を更に合わせていかなければなりません。全国に約60人いる評価者の基準を揃えていくことは容易ではありませんが、あまりにも個人ごとに判断が違うと被評価者は納得感を得られません。特に被評価者に近い1次評価者の能力は大きな鍵だと考えています。「評価者研修」を全員がリアルタイムで受けられるように何度も実施したり、「評価会議」ではそれぞれがどのような基準で評価したかを発表したりするなど、少しずつ目線を合わせています。

    導入後の効果・成果

    会社の持続的成長に期待を持てるようになった

    導入当初は、評価の根拠を被評価者に伝えきれないところもありましたが、徐々に明確化されている点は大きな変化です。

    制度とコミュニケーションを通して5年、10年後に評価者も被評価者も自分の立ち位置を理解出来るようになっているとしたら、その頃には会社も社員も目覚ましい成長を遂げているだろう、と想像しているところです。

     

    なお、当社にとっては運用を担当する女性社員の存在も大きかったです。彼女はあしたのチーム出身で、縁あって現在は当社で活躍してもらっています。彼女の持つ制度の構築に関する知識や実務力は、運用にあたっての原動力であり、推進力です。彼女がいなかったら当社の人事制度はどこかで行き詰まっていたかもしれません。本当に心強い存在です。

    導入にあたって一番の収穫

    コミュニケーションの活性化につながった 今後は質も上げていきたい

    当社は上司と部下がバラバラの現場に入ることが多く、定期的な面談の仕組みはありませんでした。制度の導入により面談の機会ができたところ、「じっくり一対一でコミュニケーションが取れて本当に良い」という声が上司部下双方から聞こえるようになりました。

    また、項目を絞ったからこそ、個々を深く振り返り、部下一人ひとりにより丁寧に向き合うことが出来るようになりました。

    面談をするということが習慣づいてきたので、現在は面談の質向上を目指してオリジナルの資料や見本動画を作って研修をしています。

    今後、実現したいこと

    一人ひとりが自分の持つ力を存分に発揮できる組織づくりを実現したい

    当社は今後も社員数を増やしていく予定ですが、同時に、企業の成長スピードについて行くためには今いる社員のポテンシャルを十分に引き出し、そして新しく入ってくる社員をレベルアップさせる仕組みづくりが不可欠です。

    既に当社メンバー10名が受講している『あしたのコーチ』でも新たな学びを得ながら、組織体系の構築を私が社長を務めているあいだに実現したいですね。

     

     

    その上で一番大切なのは、上の役職者が自分の役割を十分に理解して実践し、結果を出すことです。(ただ、この域に到達すると独立してしまう人が出てくるかもしれませんね(笑)。)その姿に感化された若い社員に積極性と協調性が生まれ、それがまた新たな風土として根付いていくのだと思っています。そのきっかけとなるような人事評価制度を築き、社員一人ひとりが一歩前進できる会社、それぞれの持つ力が存分に発揮できる会社となって、「考える」「動く」「結果を出す」を繰り返していきたいです。

    人事評価制度の導入を考えている企業へのメッセージ

    評価制度は何十年先にも効果が残っていくと確信している

    企業は、創業期・成長期・成熟期・衰退期の四つのサイクルで循環していると言われています。私は普段から全社員に対して「キタックスエンジニアリングを『成長期』と『成熟期』を繰り返す企業にするぞ!」と話しています。

    また、当社は経営方針の一つに「社員と共に」というスローガンを掲げています。「全社員の多様性を尊重し、チャレンジ精神溢れる職場環境を基軸とした、人材も事業も持続可能な成長企業の中のトップランナーを目指します」というメッセージを込めています。この想いを実現する手段の一つとしてあしたのチームの評価制度を導入しました。

    当社のように社員と共に何かを成し遂げる為の仕組みを作りたいと考えている企業様にはあしたのチームの評価制度導入と、その構築をお薦めいたします。

    軌道に乗せるには苦労も多いです。けれども、苦労が数年後には結果として表れるだけではなく、何十年先にも残っていくものであると私は強く確信しています。

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      ※デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社
       HRTechクラウド市場の実態と展望2019年度版」より。

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