// 条件合わない方

最新ツールでスマートに働く ~世代交代と技術の継承~

石田クリーニング株式会社

導入時期 2019年2月
従業員数 111名
課題 2019年2月の運用開始から2年間は評価期間を四半期で進めてきましたが、店舗拡大や評価者数の増大に伴い、四半期のサイクルで安定稼働させることが困難になってきました。そのため2021年2月からは半期の評価期間に変更をすることとなりました。今後の課題としては半期の評価期間になっても、四半期の期間と変わらずに目標に対する意識を持ち続けてもらうこと。そのために評価者からの働きかけを続けていくことです。

事業内容 衣類クリーニング
従業員数 111名
設立 1953年12月
代表 清本 有策 様
会社URL https://ishida-wash.com/

人事評価制度を導入後、どのような効果を感じていますか?

この半年で感じた変化としては、中間管理職のメンバーが管理職の役割を理解し始めたことです。当社の業務は労働集約の業務が多く、現場での業務が多く存在しています。

その中で、これまで中間管理職のメンバーは、従業員の評価をすることや、目標をかみ砕いて部下に渡し、一緒に達成するということを自身の業務として理解できていませんでした。

それがこの半年では、「会社の意向を自分が理解すること」が重要だと考えが進み、現場仕事を部下に任せられる管理職が増えてきました。

まだ全員ではありませんが、少しずつ増えてきている状況です。

 

以前の管理職は、「職人の頭」というイメージの職人気質で、一番作業が早く声が大きい人が管理職としてついていました。それだけでは技術の継承や従業員の育成等が進まず、多くの弊害が生まれてしまいました。

その体制を、今回のコンサルティングによって、評価をするにあたって、技術の継承や育成を行なうということを推進してきました。

職人気質な管理職の方々はそういった育成等は難しいので、自然と管理職としての能力がある方々へとポジションチェンジが起こり、今では世代交代も進んでいます。

 

ポジションチェンジに関しては、社長が「こうやるように」と言っても中々納得感が高まらないため、まずはあしたのチームさんの評価制度を評価者としてやらせてみたところ、職人気質の方では上手くいかず、本人も「自分には難しい」ということで、慣れた仕事を最前線で従事するという選択を取ることになりました。

中には「退職」という選択を取る方もいましたが、会社の新陳代謝として必要なものと考えております。

結果、全体的に「一つの課題に向かって改善する」という流れが出てきました。

人事評価制度を運用していく中で最も苦労したこと、また、その局面をどのように乗り越えたのかを教えてください。

会社としては「労働生産性」を上げるために、人事評価制度をはじめ、各種のクラウドツールも導入してきました。

これまでの職人気質の方では、なかなかこういったツールを活用するのが難しく、得意なものに任せていくという流れができました。

今では、得意な方を中心に今の当社の管理職としてはツールを活用しながら管理をしていくことを常としています。

 

ただ、そこに至るまでに、「会社の想いを理解してもらうこと」が一番苦労した点です。従業員からすると「労働生産性をあげましょう」というと、「休みなく働け」と捉える方もいました。
そうではなくて各種ツールを使うことで移動の工数や手書きのやり取りが少なくなるなど、会社としてはツールを使いながら、スマートに仕事をして成績を残してもらいたいという想いがありました。

しかし、叩き上げの職人気質の方々は新しく何かを始めるということが非常に苦手な方が多く、そういった方々に理解してもらうことに苦労しました。

 

当社としては「働き方改革」を経営改革の一環として実行してきましたが、やはり勘所としては「「労働生産性を高め実績を上げること」です。しっかりと実績を残し生産性を上げてくれる従業員には評価として報いるべきだという考えのもと評価制度も導入しました。

決して「馬車馬のように働け」というわけではなく、「スマートに格好よく楽に成果を残すことが一番格好いいんだよ」ということは常々伝えています。

 

今では、松山市が推進している「チャレンジ企業」という機会もいただき、チーム編成が若返り、機動力も増して「細マッチョ」な企業に生まれ変わってきています。

今後、人事評価制度の運用により、さらに改善したいことを教えてください。

現在は半期評価としていますが、その分、課題を大きく捉え業績重視の課題に切り替えました。
この課題を達成するためにはたくさんの手数を打ちながら、いろいろな改善を進めていかなければ達成できないと思います。
これまでよりもスピード感を増して、結果にコミットメントできるようにトライアンドエラーを繰り返しながらPDCAを回して行きたいと考えています。
今はまだ回り始めたばかりですが、決してあきらめずに「絶対にやるぞ」という強い意志を従業員の皆さんに伝え続け、私の本気も見せていきたいと思っています。

今後、人事評価制度を導入する企業に対してのアドバイスをお願いいたします。

最初は自社で社員を雇い、自社で評価制度を構築し運用しようとしていましたが、1度失敗してしまいました。

そのタイミングであしたのチームさんのお話があり、ある程度型がある評価制度を導入し、コンサルティングをしてもらいながら、定着するまで伴奏してもらえますので、非常に取り組みやすいと思います。

自社に評価制度がないという企業や上手く回っていない企業に取っては、結果的にコストも安く、当社も結果にコミットしてもらえるので助かっています。

中小企業も2021年4月からは同一労働同一賃金が始まります。

これまでの当社では、職人頭のベテランも半年前に入ったパートの方も同じ仕事をしていたり、むしろパートの方の方が一生懸命働いていることもある場合がありました。

そういった時に自分の仕事に対する役割と報酬が連動していないと、会社として上手く運営していけなくなります。

今後は同一労働同一賃金は既定路線なので、評価制度は今のうちに導入しておく方がいいと思います。

           

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