ホーム > 経営者・人事部向け > コンピテンシー評価とは?行動特性に注目した人事評価制度

コンピテンシー評価とは?行動特性に注目した人事評価制度

(写真=svtdesign/Shutterstock.com)

労働人口が減少している中、限られた人材でも企業を成長させるため、生産性の高い人材の行動特性を設定し評価する「コンピテンシー評価」の導入を考えている企業も多いことでしょう。コンピテンシー評価とはどのようなものなのか、その意味や導入するまでの手順についてご紹介いたします。

コンピテンシー評価とは

常に生産性の高い人材に対して、行動観察やインタビューなどからその行動や思考の傾向を調査・分析し、抽出した行動特性を基に評価項目や評価基準を設定する人事評価制度です。

コンピテンシー評価のメリット

コンピテンシー評価の導入には、主に以下の4つのメリットが考えられます。

効率的な能力開発と育成が可能

理想的な行動特性を評価項目として設定するため、評価項目が行動指針になり、従業員にとっては具体的な行動をイメージしやすく、評価者にとっては指導基準となることから能力開発や育成を実現しやすくなります。

業績や成果の向上につながりやすい

高い成果につながる行動特性を指針とするため、成果につながるスピードが速くなり、業績向上が期待できます。

納得感のある人事評価の実現

評価項目に落とし込むことで行動特性の「見える化」が可能になります。 評価のポイントが明確になり、プロセスも評価することになるため、評価者の主観によって評価を歪める余地が少なく 、公平な評価によって従業員からの納得感を得やすくなります。

経営ビジョンの浸透

経営ビジョンを反映した、企業が理想とする人物像を基準とすることで、企業理念や方向性を従業員と共有し、日々の業務の中で意識を高めてもらうことが可能です。

コンピテンシーモデルのタイプ

コンピテンシー評価をするためには、評価基準となるモデルの設計が必要です。
コンピテンシーモデルには、以下の3つのタイプがあります。

理想モデル型

企業にとって理想的な人物像に基づいて設計します。
モデルとなる生産性の高い人材が存在しない場合に有効です。

実在型モデル

企業内に実在する生産性の高い人材を参考に設計します。
多くの企業では実在型モデルを使用しています。但し、その行動特性は他の従業員にとって再現性がなければなりません。そうでない場合、モデルとして参考にするか否かを検討する必要がります。

ハイブリッド型モデル

実在する生産性の高い人材をベースに、企業の理想像で補完した人物像に基づいて設計します。

コンピテンシー評価の導入手順

1.ヒアリング

評価項目作成のため、生産性の高い人材にヒアリングを行います。該当する人物が存在しなかった場合には、理想モデル型を使用します。
注意点としては、「何をしたか」という結果ばかりを集めるのではなく、「なぜそのような行動をしたのか」といった、思考パターンも抽出できるようにすることが大切です。

2.評価項目の作成

ヒアリングによって集めた情報を分析し、評価項目に落とし込みます。その際はできるだけ具体的で、成否がはっきりする表現にしましょう。

3.目標設定

対象となる従業員自身に目標を設定してもらいます。
内容について部下が上司に相談する際には、上司からの要望等を押し付けないように気をつけましょう。

4.評価と行動の改善

従業員がモデルに沿った行動をとっていなければ無意味なものとなってしまうため、定期的なチェックが必要です。評価までの期間を定め、随時チェックを行います。

また、評価の際に達成できている項目があれば、次は少し高めの目標を定めるようにしましょう。達成できていない場合はその原因を考察して、行動の改善を行います。あるいは評価項目に沿っても成果に結びつかないようであればモデルから見直し改善が必要です。

作成するモデルは一つだけではない

例えば、営業と開発部署では求められる人物像が異なるなど、職種や業務内容によってモデルや評価項目が異なります。また、役職によっても違いがあるため、それぞれで作成する必要があります。

導入時に全て作成する必要はありませんので、確実にできる範囲で徐々に始めるのがよいでしょう。

人事評価制度の「いまとこれから」

人事評価制度サービスをリードし続けるあしたのチームが考える人評価制度の「いまとこれから」、深い洞察とエビデンスに基づいた最新のレポートをダウンロードいただけます。


人事評価制度の役割とこれから〜基礎編〜
この基礎編では、人事評価制度の本質的な役割と位置づけを考察します。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

人事評価制度の役割とこれから〜基礎編〜


人事評価制度の役割とこれから〜応用編〜
応用編では、人事評価制度を導入するにあたっての問題点とこれからを考察していきます。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

人事評価制度の役割とこれから〜応用編〜


人事評価を制度化する意義とその効果とは
人事評価を制度化する意義やその効果についてあらためて考えます。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

人事評価を制度化する意義

あしたのチームのサービス

導入企業3000社の実績と12年間の運用ノウハウを活かし、他社には真似のできないあらゆる業種の人事評価制度運用における課題にお応えします。


あしたのチームのサービス
人事評価制度の構築・運用支援、クラウド化。 これらをワンストップで提供することにより、企業の成長と従業員の育成を可能に。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

サービスガイド


あした式人事評価シート
あなたの会社の人事評価制度は運用しにくい制度かもしれません。人事評価制度を適切に運用するノウハウと、その理由をお教えます。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

評価シート