マネジメントに役立つ資格とは?おすすめの資格を一覧で解説

経営者や人事部担当者といった管理者の方は、マネジメントについて考えたことがあるかと思います。この記事では、マネジメントに役立つおすすめの資格を解説しています。ぜひ、さらなるマネジメント能力の向上にお役立てください。

マネジメントに求められる能力とは

ビジネス用語として浸透してきた「マネジメント」。組織の成果を左右するマネジメントにおいて、求められる能力(スキル)を詳しく解説していきます。マネージャーのポジションにあたる方は、しっかりと把握しておきましょう。

分析力と課題を発見する能力

マネジメント能力が高い人は、組織の現状を把握し、分析する力が優れています。

自分の役割や立場を理解した上で、メンバーや社内の状況にとって適切な対応ができるマネージャーが理想です。仕事に必要なスキルだけでなく、観察力と判断力を磨いておく必要があるでしょう。

また、組織やチームの目標を達成するためにビジョンを具体化する能力も必須です。プロジェクトや業務上の問題点、解決の糸口、今後の課題などを判断し、メンバーへ明確に伝えることが大切です。

具体的なビジョンがあることで、小さな目標と大きなゴールが見えてきます。こうしたマネジメントには、理論的・客観的に問題を解決していく「ロジカルシンキング」が役立ちます。経験や感情、インスピレーションに任せた言動は望まれません。

チームをまとめるリーダーシップ

チームを管理するマネージャーには、メンバーをまとめ上げるリーダーシップが求められます。マネージャーの求心力によってチームが一丸となることで、効率的に成果を生み出せるようになるでしょう。

優れたリーダー力とは、監視能力や厳しさのことではありません。リーダーとしてブレない軸を持っていながら、状況に応じて指示を変えられる柔軟性を指します。

あらゆるプロジェクトにおいて、想定外のトラブルは避けられないものです。トラブル発生時に、マネジメントする立場の者が適切な判断を下せないチームは致命的です。

メンバーに不安感や不信感を与えることは、仕事に対するモチベーションを下げることにも繋がります。マネージャーはトラブル下においても動揺せず、慎重な意思決定ができなければなりません。

経営の知識とプロジェクト遂行能力

マネジメントする立場にある人は、企業の経営に関する知識を身につけておきましょう。

先人たちが伝えてくれる経営術は、マネージャーがあらゆる判断を下す際の指標やヒントになりえます。今すぐに活用する知識ではなくても、日々蓄えておくことで役立つ場面がきっとあることでしょう。

また、経営術は実施期間が定められたプロジェクトのマネジメント力にも関わってきます。プロジェクトの進行スピードやスケジュールを決める上で、様々なデータやロールモデルが参考となります。

期間を守るだけではなく、ゴールまで適切にコントロールするマネジメントは欠かせないでしょう。また、プロジェクトの過程でも問題点を見つけ、指摘できることが理想です。

コミュニケーション能力

マネジメントにおけるコミュニケーションは、ただ部下と仲良くなったり、交流の機会を増やしたりすることではありません。「相手の意見や現状を理解し、適切な会話・やりとりができる人」こそ、コミュニケーション力が高いと言えます。

これは相手の役職やポジションを問わず、取引先や顧客に対しても同じことが言えるでしょう。コミュニケーションが盛んなチームは統率力がアップし、仕事をスムーズに進めることができます。

コミュニケーションを図るにあたり、メンバーの特徴を捉えておくことが大切です。仕事への取り組み方や持っているスキルを把握するのはもちろん、性格や価値観などの「人となり」を把握するようにしましょう。

メンバーそれぞれを理解することで、得手不得手を活かした仕事の割り振りも実現します。

マネジメントに役立つ資格

マネジメントにおいて、判断の目安となる知識や、現場で役立つスキルがいくつかあります。これらはマネジメント資格として習得することが可能です。それぞれの概要や取得難易度、資格が役立つ業種などを解説していきます。

プロジェクトマネジメント資格

プロジェクトマネジメント資格と名付けられた資格は複数ありますが、特に有名な資格は「PMP(Project Management Professional)」です。

PMPは、「PMI」というアメリカの非営利プロジェクトマネジメント協会が認定している資格です。「PMBOKガイド」という教本をもとに学習することで、プロジェクトマネジメントの知識体系を学ぶことができます。

必要条件を満たさなければ受験できないため、取得難易度は非常に高めです。合格してからも、3年ごとに課題に取り組み、知識を更新する必要があります。

しかし、PMPは世界中で認められている資格であるため、世界水準のマネジメント力を身につけるきっかけとしておすすめです。

社会保険労務士

「社会保険労務士」は、経営者を目指す方や法律に関する知識を身につけたい方に人気の資格です。

資格を取得するにあたり、雇用契約・労働環境・社会保険などに結びつく法律全般を学ぶことができます。部下をマネジメントする立場の人は、人事や労務に関する知識を人並み以上に備えておくべきでしょう。

しかし、社会保険労務士は士業の国家資格ということで、独学での試験合格は困難を極めます。独学での習得時間は1,000時間が目安とされており、合格率は例年5%前後です。

社労士を名乗る必要がない場合は、テキストを通して知識を更新するだけでも日々のマネジメントに活用できます。また、近年ではオンライン講座が増えているため、気軽に学習に取り組めるようになりました。

メンタルヘルス・マネジメント検定

「メンタルヘルス・マネジメント検定」は、従業員が心にダメージを負うことを防ぎたい、または改善していきたい方におすすめの資格です。

労働者に必要なメンタルヘルスケアは、職場でのポジションや役割によって異なります。マネージャーとして活気のある職場を作るためには、メンバーそれぞれに適したサポートが欠かせないのです。

メンタルヘルス・マネジメント検定には3つのコースがありますが、難易度が最も低い「Ⅲ種セルフケアコース」を取得するだけでも職場内のメンタルヘルスに十分活用できます。

セルフケアということで、まずはマネージャー自身のメンタルを整えるきっかけとなるでしょう。さらに上位のコースでは、部下のマネジメントに役立つ知識を習得できます。

MBA

「MBA(Master of Business Administration)」は、経営学修士と呼ばれる学位です。高度な経営学や経営理論を学ぶことで「経営のプロフェッショナル」を短期間で育成することを目的としています。

MBAは大学院で経営学の修士課程を修了することで授与されるため、厳密に言うと資格ではありません。

学位を得るにはMBAプログラムを設けた大学院に通う必要があります。多くの費用や時間を要しますが、役員へのキャリアアップや経営者を目指す方には明確な目標となるでしょう。

大学院には夜間授業や通信制度があるため、働きながら学ぶこともできます。大学院の方針も様々なので、学校選びは慎重に行いましょう。

中小企業診断士

「中小企業診断士」は、中小企業が抱える課題を診断し、経営に関する助言ができる人物を育成するための国家資格です。資格取得にあたり、財務・会計、組織運営、法務、人事といった、中小企業の経営・戦略に必要な知識を網羅する必要があります。

中小企業診断士の役割は、企業が成長するための戦略策定にあたり、専門的なアドバイスをすることです。一般的には、経営コンサルタントがイメージしやすいかもしれません。

士業の一つであるため、平均的な勉強期間は年単位となります。勉強時間の目安は約1,200時間、例年の合格率は20%前後であるため、ほとんどの人は独学ではなく予備校に通います。取得が困難なだけあり、将来的な独立や役員への昇進にも役立ちます。

ビジネスマネジャー検定

「ビジネスマネジャー検定」は、管理職が身につけておくべきマネジメント知識を全般・体系的に網羅した検定です。マネジメント人材の土台を作り、基礎知識の習得サポートを目的としています。

管理職のミッションを「チームとして成果を出すこと」と定義し、マネジメントの心構えやチームの動かし方などを学ぶだけでなく、事業計画やマーケティングといった経営知識もカバーしたい方におすすめです。

テキストや受験料を合わせても費用は2万円程度であり、取得難易度も高くないため、研修代わりに受験する課長層も多くいます。管理職についたばかりの方にも支持されています。

検定合格者には「ビジネスマネジャー」の称号が与えられ、名刺などに記載することが可能です。

簿記検定(日商簿記)2級

「簿記検定(日商簿記)2級」は、経営管理の必須知識として企業が目安としているメジャーな資格です。

簿記2級のレベルとしては、高度な商業簿記をはじめ、原価計算を含む工業簿記、財務諸表から経営状況を把握するスキル、企業活動や会計実務を踏まえた処理・分析スキルなどが求められます。

管理職は部下をマネジメントすることで「利益向上・コスト削減」を目指します。そのため、お金に関する知識は経理・財務担当でなくとも様々なシーンで活用できます。

簿記試験は難しいイメージがありますが、近年の合格率は20%前後であり、非現実的なチャレンジではないことがわかります。数字に基づいた理論的な判断を実務に役立てたい方におすすめです。

まとめ

企業の経営戦略を左右する「管理者のマネジメント能力」は、資格や検定の勉強を通して身につけることが可能です。資格を取ることは自信にも繋がります。人事評価サービス「あしたの人事」も活用し、適切なマネジメントを行っていきましょう。

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