目的とは?目標との違いや目的を定める方法を解説

目的・目標のイメージ画像

同じ意味合いとして使いがちな「目的」と「目標」という言葉。その違いを意識した上で、目的・目標を策定すれば、それだけ成し遂げたいことや、なりたい姿を目指しやすくなります。

本記事では「目的」の意味、「目標」との違い、目的達成を目指すにあたり意識したいことや活用したい方法などについて解説していきます。「目的」について改めて知り、自身や従業員、会社の成長に活かしましょう。

目的とは

目的とは『最終的に成し遂げたい事柄』のことです。個人の目的の例としては「ゆくゆくこんな人材になりたい」「将来こういうことをしたい」などが挙げられます。

企業の例には「サービスの提供によりお客様に喜んでもらう」「お客様だけでなく従業員も幸せにする」「地域社会に貢献する」といったものが挙げられます。経営理念や企業ビジョンに掲げられている内容を想像すると、分かりやすいでしょう。

なお、個人でも企業でも、目的により取るべき行動・経営戦略は異なってきます。そのため目的達成を目指すのであれば、目的の明確化、目的を意識した行動が重要だと覚えておきましょう。

目的と目標の違い

『最終的に成し遂げたい事柄』を指す目的に対し、目標とは『目的を達成するための指標のこと』を指します。

例えば、”ゆくゆくこんな人材になりたい”という目的がある場合、そのために「〇〇という資格を取る」「その資格を取るために毎日1時間勉強する」というのが目標です。企業であれば、”サービスの提供でお客様を喜ばせる”という目的がある場合、そのために「他社にないサービス体制を整える」「お客様を大切にできる社員を育てる」といったものが目標の一例として挙げられるでしょう。

また、このように目的は1つで、抽象的、長期的であることに対し、目標は複数あるケースもあり、具体的で短期的という違いもあります。普段の何気ない会話では2つの違いを意識しすぎる必要はないかもしれませんが、ビジネスシーンでは思わぬ誤解や認識齟齬を防ぐためにも、違いを意識するのが好ましいでしょう。

目的の類義語・対義語

目的にはどんな類義語、対義語があるのかを、ここでは紹介していきます。

類義語

目的の類義語には下記のようなものがあります。

目当て:行動のねらいとしているもの。
行動の先にあるものを指すという点で、目的と意味が似ています。使用例としては「目当ての品」「金目当て」などが挙げられます。

目処:目指すところ。物事の見通し。
目指すところを指すという点では目的と似ていますが、目処はおおよその目安を示す際にも使用されます。使用例としては「目処が立つ」「目処をつける」などです。

狙い:弓などを目標にあてようと狙うこと。目指す意図や、目当てのこと。
何かを目指したり、行動のねらいとしていたりする点で目的と似ています。「あの作戦には狙いがある」「昇格を狙う」といった使い方が、例として挙げられます。

対義語

目的の対義語には「手段」があります。

手段:目的を達成するために使う方法、てだてのこと。
対義語には「大きい・小さい」「明るい・暗い」などのように反対の意味のものもあれば、「売る・買う」「親・子」のように対になる言葉もあります。目的と手段は反対の意味をさすわけではありませんが、対になっていることから対義語として扱われています。

目的を定める重要性

目的を定めれば「最終的に何を成し遂げたいのか」が明確になります。それにより、目的を果たすためには「何をすればいいのか」という目標も立てやすくなります。

また、目的を明確にして共有することで、社員が同じ方向を向きやすくなる、各自が業務の必要性を理解しやすくなるといったメリットも得られます。結果的に社員のモチベーションアップにもつながるので、目的を定めておくことは非常に重要です。

逆に目的を定めておかなければ、目的と目標が入れかわってしまったり、漠然と試行錯誤を繰り返すことになったり、社員への指示に統一性がなくなったりする可能性が高まります。目的の達成が遠退くだけでなく、時間や経費の無駄遣い、社員のモチベーション低下を招きかねないので、目的は予め定めるようにしましょう。

目的達成に向けて意識したい4ステップ

目的の達成を効率的かつ着実に目指すのであれば、意識しておきたい4つのステップがあります。ここではその4つについて説明していきます。

STEP1:目的を明確化する

「フリーランスとして活躍できる人材になりたい」「こういうお客様を喜ばせる会社にしたい」など、まずは目的を明確にしましょう。企業であれば設立時に、その目的が定まっていることがほとんどだと思います。

ただ個人の場合、目標はいくつも掲げてきたものの、目的がイマイチ分からないという方もいるかもしれません。そんな人はこれまでの目標を全て書き出し、その目標は何のために立てた目標だったのか、改めて考えてみるものいいでしょう。それぞれの目標に共通する理由があるのであれば、その理由があなたにとっての目的に近い可能性があります。

STEP2:目標を決める

目的は抽象的で長期的なものであることが多いため、目的を明確化したらその指標となる目標を決めましょう。なお、目的を達成する方法や、それまでのプロセスは1つではありません。「目的を達成するために何をすればいいのか」を考え、思いつくものを全て書き出し、その中から1つ以上決めるようにしましょう。

STEP3:目標の数値・期限などを決める

目標を決めたら、その目標について数値や期限などを具体的に決めていきます。例えば目的が「フリーランスとして活躍できる人材になる」、目標が「そのために実績を作る」だった場合、”いつまでに何の実績を何件つくるのか”といった具体的な数値を盛り込みましょう。

「2年以内にサイト制作の実績を20件つくる」というように、数値や期限を決めておけば、目的や目標までの進捗確認や見直しがしやすくなります。

STEP4:定期的に見直して改善する

1週間ごと、1ヶ月ごとなど、一定期間ごとに目標を見直し、改善するようにしましょう。例えば「目標に向かって順調に進めているか」「目標に至るまでにさらに小さな目標を立てる必要があるか」「目標そのものを変える必要があるか」などを確認します。また、適宜本当に成し遂げたいことが目的になっているのかも確認し、必要に応じて軌道修正も行ないましょう。

目的を達成するために活用したい方法

目的の実現を目指すためには、その手前にある目標を達成することが重要です。そこでここでは、目標達成に向けて活用したい方法を4つ紹介します。

マンダラチャート

マンダラチャートとは目標を達成するためのフレームワークで、野球の大谷翔平選手も実践したことがある方法です。

縦横3×3の計9マス(もしくは8×8の計64マス)を用意し、中心となる1マスに目標、その周囲にそれを達成するために必要な要素を書き込んでいきます。

目標を達成するために何が必要なのかが可視化できるため、具体的な行動が起こしやすくなるのが特徴です。

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目標管理制度

MBOとも呼ばれ、企業と社員が目指す方向性をあわせた上で、具体的な目標設定を社員自身に行なってもらうマネジメント方法です。社員自らが行なうことにより、「やらされている感」が軽減し、より大きな効果を得られるとされています。

なお、目標管理制度は「課題抽出→目標設定→計画→実行→進捗確認→評価・フィードバック」といった流れで行ないます。社員数が多かったり、人事担当者が幅広い業務を抱えていたりする場合は、『あしたのクラウド』など、専用のツールを用いるのがおすすめです。

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SMARTの法則

SMARTの法則とは、目標の設定方法の1つです。SMARTは下記の頭文字をとっており、これらを意識すると適切な目標を立てやすくなります。

  • Specific(明確性・具体性)
  • Measurable(計量性)
  • Achievable(達成可能性)
  • Relevant(関連性・適切さ)
  • Time-bound(期限)

目標が高すぎたり低すぎたりすれば、高いモチベーションで達成を目指しにくくなります。適切な目標設定はモチベーションの維持、ひいては目標・目的達成につながるので、SMARTの法則も活用するといいでしょう。

5W1H

5W1Hは幅広いビジネスシーンで活用できるフレームワークです。When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)を意識することで、コミュニケーションや業務遂行が円滑になります。この5W1Hを意識すれば、具体的かつ細かな目標を立てやすいため、適宜活用してみましょう。

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目的を明確にして在りたい姿を目指そう

目的をはっきりさせ、目標を立てて行動すれば、それだけ成し遂げたいことを実現しやすくなります。目的と目標の違いを踏まえた上で、「こんなことを成し遂げたい」「こんな風になりたい」など、目的を明確化するところから始めてみましょう。

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