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ペーパータワーとは?実践方法や研修の効果、研修事例の紹介

ビジネス研修で注目されているゲームが「ペーパータワー」です。

あらゆるジャンルの企業において、人材育成を目的とした研修に広く採用されています。

この記事では、人事担当者をはじめ、研修に関する知識を深めたい方に向けて、ペーパータワーの用語解説や基本情報、 実践方法 、研修の事例などを紹介しています。

ペーパータワー研修後の効果も解説していますので、ぜひ人材教育に取り入れてみてはいかがでしょうか。 

ペーパータワーとは? 

人材育成を目的とした研修ゲームには多種多様なものがあり、ペーパータワーもその一つです。

大まかな遊び方としては、20~30枚の紙を使用してタワーを作成し、その高さを複数のチームで競います。

しかし、細かいルールや発揮する効果を把握している人はそれほど多くないでしょう。

人材の成長など、様々な効果が期待できる「ペーパータワーforビジネス」の趣旨を見ていきましょう。 

ペーパータワーforビジネスとは 

「ペーパータワーforビジネス」は、和気あいあいと盛り上がるだけのゲームではありません。

ペーパータワーは「チームビルディング」という考えが基本になっており、経営シミュレーションの要素があります。

ペーパータワーでは、ゲームで使う紙を「お金」、タワーの高さを「売り上げアップ」に見立てて、会社経営の疑似体験が楽しめます。

チームビルディングを基にした研修ゲームは、ペーパータワーだけでなく、「GOOD & NEW」や「マシュマロ・チャレンジ」など様々なものがあります。 

チームビルディングとは 

チームビルディングとは、チームメイトが一丸となって目標達成に取り組んでいける組織作りのことです。

チーム内の一人一人が主体性を持ち、さらにはあらゆる仕事において多様性を発揮するようになれば、企業にとって多大な強みとなるでしょう。

数あるチームビルディング手法の中でも、ペーパータワーは気軽に取り入れられる研修だと言えます。 

ペーパータワーの実践方法 

ペーパータワーのルールは至ってシンプルですが、実際にやってみるとなかなか奥が深いゲームです。

ペーパータワーの実践方法を詳しく解説していくので、企業内で行う際の参考にしてみてください。 

ペーパータワーの条件や手順 

ペーパータワーにおける条件や用意する物、ルールと手順を解説していきます。 

1.ペーパータワーにおける条件 

「1チームの人数は5~6人」 

「1~2時間の制限時間を設ける」 

2.用意する物 

A4用紙20~30枚、1チームに1つの机・テーブル、プロジェクター、感想をメモするワークシート、はさみ、メジャー、ストップウォッチなど 

3.ペーパータワーを行う手順 

【目的の確認・自己紹介】 

制限時間内に出来るだけペーパータワーを高くするために、仲間と協力するべきポイントを見つけていきます。まずはメンバー同士で自己紹介を行いましょう。 

【ルールの説明】 

  • A4用紙は各チーム同じ枚数を使用する。 
  • 紙は折り曲げたり、切ったりすることが可能。 
  • ゲーム開始後、5分間の作戦タイムを設ける。
    作戦タイムで使用できる紙は1枚。 
  • 制限時間内にペーパータワーを作成する。  

【ペーパータワーの作成・1戦目】 

ペーパータワーの作成時間は1回5分とし、振り返りタイムを設け、2回に分けて行うのが効果的です。 

【良かった点・改善点の報告】 

「メンバー同士で意見を出し合えたか」「ゲーム進行中の役割分担ができていたか」「仲間のアイデアを認め、共有できていたか」「制限時間を意識してゲームに取り組めたか」といったポイントを話し合い、ワークシート1に感想などを記入します。 

【ペーパータワーの作成・2戦目】 

5分間の作戦タイムのあと、改善点をふまえてより高いペーパータワーを作成します。ゲーム終了後、タワーの高さを計測します。 

【交流タイム】 

ワークシート2に感想等を記入し、チーム内で意見を交換します。チームメイト全員が発言できるように時間配分を考えましょう。

チームの代表1~2名を指名して、仲間の考え方や行動について良かった点を取り上げてもらい、人材評価の要素とするのも良いでしょう。 

仲間と協力してペーパータワーを積み上げていく中で、協調性やコミュニケーション能力も養えたはず。ペーパータワーで学んだことや気が付いたこと、今後に生かしたい点などを各自で整理することも大切です。 

ペーパータワーの研修効果 

ペーパータワーを研修に取り入れた際の効果は、一体どのようなものがあるのでしょうか。

チームワークやコミュニケーション力の向上が期待できるほか、企業にとってメリットとなるポイントを具体的に解説していきたいと思います。 

効果1:チームワークの向上 

ペーパータワーは自分一人で行える作業とは異なり、チームワークを意識する必要があります。

ペーパータワーのように、シンプルでありながら知性やアイデアが求められる難しいを行うことで、チームワークを高めることができるでしょう。仲間の意見を参考にする柔軟さや、大切さにも気付けます。 

効果2:コミュニケーション力の向上 

ペーパータワーを実践することで、コミュニケーション力を養えます。

実践中の話し合いが不可欠なゲームであるため、内向的な人でも参加しやすく、意見を引き出しやすいメリットもあります。

コミュニケーションによって多くのアイデアが誕生する瞬間にも立ち会えます。 

効果3:主体性の向上 

ペーパータワーを通して、個々の能力を発揮・発見することも可能です。

チーム内でコミュニケーションを上手く取れない人がいれば、外交的な人が意見を促し、積極的にタワー作りに取り組んでもらいましょう。

今後の仕事において、主体性が向上するチャンスです。 

効果4:PDCAサイクルの重要性 

お互いの性格やスキルをよく知らないメンバーが多いチームでは、コミュニケーションに戸惑うことが多いでしょう。

お互いの意見を尊重し合い、タワーを積み重ねていくペーパータワーでは、計画と改善点の確認が重要となります。

「計画・行動・評価・改善」のPDCAサイクルを回し、個々が成長することで人材育成の相乗効果を得られます。 

効果5:財務・経営数値の理解 

ペーパータワーforビジネスでは、タワーの高さを「1cm=10万円」というように売り上げに換算します。売り上げからチームメンバーへの給与や税金を支払い、残金で次の試合(次期)の原料(紙)を仕入れます。

4期まで行い、給与の総支払い額が大きいチームを優勝とします。つまり、従業員にとって財務・経営数値への理解を深める機会となるのです。 

研修導入時のポイント 

ペーパータワーを人材育成の研修に導入する際に、意識しておくべきポイントを解説していきます。 

1.目的を明確にする 

チームビルディングに基づいたペーパータワーは、今後のグループワークに大きく作用します。

グループワークとは、1つのグループ内において、複数の人間が共通の目標達成のために行動することです。

「コミュニケーションやチームワークの大切さを学ぶ」「チーム内での動き方を学ぶ」「チームを成長させる意識作りをする」など、研修の目的を明確にしておきましょう。 

2.振り返りの時間をとる 

振り返り用のシートを配布して、研修後の振り返りを行いましょう。

「役割分担・チームワーク」「経営数値の理解」「PDCAサイクル・改善」について、各個人・チーム内で振り返るのがおすすめです。

損益計算書の読み方やPDCAのチェック方法について解説する時間を設けるのも良いでしょう。 

3.チーム内でフィードバックを実施 

ペーパータワーを終えたら、チーム内でフィードバックを実施しましょう。

他の参加者から学んだり、自分では気付かなかった行動の良し悪しを見つけたりする機会となります。

各チームのフィードバックを共有することで、より多くの学びを得られる可能性もあります。 

チームビルディングの研修例 

チームビルディングに基づいた研修例をいくつか紹介していきます。ペーパータワー以外の研修も積極的に取り入れてみましょう。 

ペーパータワーの他にも、多種多様なチームビルディング研修が存在します。それぞれの研修方法や企業にとっての効果を解説していきます。 

1.マシュマロ・チャレンジ 

パスタ(乾麺)、マスキングテープ、ひも、マシュマロ、はさみを使い、自立可能なタワーを作るゲームです。最も高さのあるタワーを作ったチームが優勝となります。

計測中もタワーが立っている必要があり、試行錯誤や役割分担が重要となります。 

2.GOOD&NEW 

3~6名のチームを作り、24時間以内にあった「良かったこと(Good)」や「発見したこと(New)」を共有し、拍手を送り合う取り組みです。

組織やチーム内のコミュニケーションの活性化、アイスブレイクを目的としています。 

3.他己紹介ゲーム 

初対面の人間を他者に紹介するゲーム。2人1組でインタビューし合い、発言内容をお互いにまとめます。

その後、チーム内や社内全体に向けて、インタビューした相手を紹介します。

相手の話を聞く姿勢や自己紹介スキル、データをまとめるスキルなどを試せます。 

4.十人十色ゲーム 

十人十色ゲームは、「他者の視座」に対する意識を喚起するきっかけとなります。

「他人の好きな食べ物を予想する」という、緩やかな形式のオープンソース・ゲームであり、ビジネスから学校教育の場まで広く採用されています。

高度なコミュニケーション力がなくても、「他者の視座」を意識する大切さを学べます。 

5.ルールライティングワーク 

ルールライティングワークは、PDCA研修に役立つゲームです。

「じゃんけん」などの一般的な物事をテーマに、それに関するルールを書き出し、正しいルールを最も多く書いた人が優勝です。

人に何かを説明する難しさや、正しく伝える重要性が学べます。 

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