ニートとは?原因や日本における現状と面白い就職方法を紹介

ニートのイメージ画像

ここ10年ほど、日本でも高止まりが続いているニートと呼ばれる若年無業者数。
企業にとって若者の労働力は成長のために欠かせない存在なので、人事担当者の方は把握しておきたいトピックではないでしょうか。

本記事では、そもそもニートという意味や日本における現状、ニートとなってしまう原因、就職の方法について紹介します。

ニートとは

内閣府の定義によると、ニートとは15歳以上34歳以下で、学校に通学しておらず、普段収入を得る仕事をしていない独身の若年無業者のことを言います。

ただ、若年無就業者(ニート)を調査した報告書には、15歳から44歳までを対象として行ったものもあり、詳細な定義については判断が分かれるでしょう。

また、ニートとは、Non in Education, Employment or Training の頭文字をとったNEETのことで、イギリス政府の報告書ではじめて使用されました。日本語訳すると、「就学、就業、職業訓練のいずれもしていない人」となります。

ニートと引きこもり・フリーターとの違い

ニートと混合されやすいことばに引きこもりやフリーターがありますが、違う意味合いを持ちます。フリーターとは、アルバイトやパートで就業している人の事を指すため、収入を得る仕事をしていないニートとは異なると言えるでしょう。

また、引きこもりについては、不登校や就労の失敗をきっかけに、何年もの間自宅に閉じこもり続ける状態のことを指します。その間、学校や仕事に行っていない状態となるため、引きこもりはニートに該当するでしょう。ただ、すべてのニート対象者が引きこもりではないため、一部のニートに該当すると考えられます。

ニートの日本における現状

2022年での発表によると、2021年のニートの人数(15歳から39歳までの若年無就業者を対象)は、日本全国で75万人と報告されています。前年の87万人からは12万人減少しているものの、推移で見ると2002年の79万人から10年間高水準で推移。記録がはじまった1995年から2001年までは50万人から60万人を推移している状態でした。

2001年から2002年でニートの人数が増加した原因は明らかになっていませんが、高水準で推移している状態からの脱却が必要とされているのです。

「2021年時点で75万人…「ニート」数の推移と現状をさぐる」

Yahooニュース

ニートになる原因とは

それでは、そもそもニートの状態となってしまう原因とは何なのでしょうか。
厚生労働省の調査結果によると、ニート状態にある若者の出身過程の経済状況は非常に幅広く経済的理由だけでは説明がつかないことがわかります。報告書から推測される原因は下記の通りです。

  • 病気・ケガ
  • 学校教育でのつまずき
  • いじめ
  • 不登校
  • メンタル面の不調
  • 対面コミュニケーションでのつまずき など

「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書」

厚生労働省

ニートの6つの就職方法

就職を希望するニートの方にとって、自分のやりたい仕事につくためにどのような就職方法が考えられるのでしょうか。ここでは、政府が提供するサービスを含め6つ方法を紹介します。

若者サポートステーション

若者サポートステーションこと通称サポステとは、厚生労働省が委託する支援機関で、15歳~49歳までの今現在就業していない人を対象に、働くことに踏み出したい方を総合的にサポートしてくれます。

サポステでは、コミュニケーション講座、職業体験、ビジネスマナー講座、就活セミナー、集中訓練プログラム、パソコン講座など提供。まずは、相談・面談から入り、今後どのような専門スタッフと連携してサポートを受けるかを話し合います。

NPOの支援

就業支援を行うNPO団体のサポートを受けて就職する方法もあります。
就業についての相談ができる他、ビジネスマナーの訓練、コミュニケーション能力を高める活動、資格取得、勉強指導などNPOごとでサポート内容を多岐に渡るでしょう。中には寮を提供して、生活リズムから改善を図るNPOもあります。

最寄りのNPOがどのようなサービスを提供しているか比較・検討するとよいでしょう。

ジョブカフェ

ジョブカフェとは、都道府県が主体となって運営される就業支援機関で、ハローワークと併設するなど厚生労働省も連携しながら活動を行っています。
カウンセリングや職業相談をはじめ、就職セミナー、職場体験、職業紹介の他、保護者向けのセミナーも実施。若者が自分に合った仕事を見つけられるよう、様々なサービスを一カ所で提供しています。

ハローワーク

ハローワークは、民間の職業支援サービスでは就業が難しい方を対象に、厚生労働省が提供するセーフティネットの役割を果たします。
相談スタッフから職業紹介・セミナーなどのサポートを受けられる他、要件に合う場合には職業訓練を受講することができ、スキル面に不安のある方にも有効です。

就職支援サービス

民間の就職支援サービスを提供する人材会社の力を借りるのも一手です。
人材会社の中には、フリーターやニートの就職活動に強みのある会社もあります。様々なパターンの就職活動を支援してきた実績のあるスタッフの力を借りることで、自分だけでは把握できない強みを生かして、希望する業種に挑戦することができるのではないでしょうか。

ユニークな条件の企業

NEET株式会社はニート(ニートの条件にだいたいあてはまる若者)を対象としてメンバーを募集し、全員が非常勤の取締役として会社を運営しています。決まった仕事がない一方で、固定給もありませんが、本人が稼いだ分はほとんどもらえる仕組みです。

会社の看板のもとでニートならではの独自の経験を活かして事業や活動を展開しています。例えば、レンタルニートや、オリジナルゲームの開発、他企業とのコラボ企画などです。

「NEET株式会社公式サイト」

NEET株式会社

このように、政府が主導する支援機関の他、ニートの就職活動に強みのある人材会社や、ユニークな条件でメンバーを募集する企業も存在しています。さまざまな個性を持った若者の力を最大限に生かしていくためには、多岐に渡る仕事の在り方・やり方へと広げていくことも求められるでしょう。

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