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調査リリース

2020/09/01

経営者の約半数が既にワーケーションを実践!
50.4%が「自社での導入に興味がある」と回答
〜一方で最も多かった課題は「休暇中の仕事の適切な評価が難しい」71.4%〜

 株式会社あしたのチーム(本社:東京都中央区、代表取締役社⻑:髙橋恭介、 以下 あしたのチーム)は、ワーケーション支援事業を通じて地方創生に取り組む、株式会社We’ll-Being JAPAN (ウェルビーイング・ジャパン、本社:東京都中央区、代表取締役社長:野口 茂一、以下 ウェルビーイング社)、株式会社日本旅行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:堀坂明弘、以下 日本旅行)と3社共同で、テレワーク導入企業の経営者323名を対象に「経営者のワーケーション及びその取り組みの実態」に関する調査を実施いたしましたのでお知らせいたします。

■調査概要
調査概要:「経営者のワーケーションへの取り組みの実態」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年8月13日〜同年8月18日
有効回答:テレワーク導入企業の経営者323名

■観光地やリゾート地での休暇中や旅行中に、仕事や会議を行う『ワーケーション』を実践している経営者は約半数
 「Q1. あなたは、観光地やリゾート地での休暇中や旅行中に、仕事に関連する業務や会議などを行ったことはありますか。」(n=323)と質問したところ、「頻繁にある」が17.6%、「何度かある」が30.0%という回答となりました。

・頻繁にある:17.6%
・何度かある:30.0%
・あまりない:22.6%
・一切行わない:29.8%

■自社での『ワーケーション』の導入に興味のある経営者は半数以上
 「Q2. あなたは、観光地やリゾート地で休暇と仕事をうまく切り替えながら行う、「ワーケーション」制度の取り組みについて、可能であれば自社での導入に興味はありますか。」(n=323)と質問したところ、「非常に興味がある」が20.4%、「少し興味がある」が30.0%という回答となりました。
・非常に興味がある:20.4%
・少し興味がある:30.0%
・あまり興味がない:23.8%
・全く興味がない:23.8%
・既に自社で導入している:2.0%

■自社でのワーケーション導入への課題として最も多かったのは、「休暇中の仕事の適切な評価が難しい」で71.4%
 Q2で「非常に興味がある」「少し興味がある」と回答した方に「Q3. 実際に自社で導入する場合、どのような課題があると思いますか。(複数回答)」(n=105)と質問したところ、「休暇中の仕事の適切な評価が難しい」が71.4%、「休暇中の業務の勤怠管理が難しい」が70.5%、「仕事環境の整備が難しい」が70.5%という回答となりました。
・休暇中の仕事の適切な評価が難しい:71.4%
・休暇中の業務の勤怠管理が難しい:70.5%
・仕事環境の整備が難しい:70.5%
・きちんと仕事をしているのか不透明になる:66.7%
・その他:19.0%
・課題は一切ない:14.3%

■ワーケーション導入の課題として「評価が一致するか」や「従業員への負担とそれに対する対価評価」などの声
 Q2で「非常に興味がある」「少し興味がある」と回答した方に「Q4. Q3で回答したもの以外に、課題があれば教えてください。」と質問したところ、「評価が一致するか」や「従業員への負担とそれに対する対価評価」など120の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・65歳:評価が一致するか。
・65歳:個人の性格を把握する必要があると思う。
・64歳:セキュリティ面が課題。
・49歳:集中して仕事がこなせるか、結果を出せるかが課題。
・53歳:施設などにかかる費用の支払いに関して。
・53歳:やれる人とやれない人の不公平感費用の公私の区別が難しい。
・49歳:事故があった時の労災の対応や情報漏洩に対する仕組みなど。
・52歳:労災の範囲が不透明で、万が一の事故の際に、労災として扱えるかが問題。
・68歳:個人の時間管理の意識に差が出る可能性が高い。
・64歳:当事者が仕事との切り替えがうまくできるかが本人の能力次第。
・53歳:従業員への負担とそれに対する対価評価。
・44歳:パフォーマンス管理。

■ワーケーション導入のメリットとして最も多かったものは、「家族との時間やプライベートな時間の確保がしやすくなる」で58.3%
 Q2で「非常に興味がある」「少し興味がある」と回答した方に「Q5. 「ワーケーション」の導入によるメリットにはどのようなものがあると思いますか。」(n=163)と質問したところ、「家族との時間やプライベートな時間の確保がしやすくなる」が58.3%、「リフレッシュ効果で生産性向上が期待できる」が50.9%、「長期休暇が取りやすくなる」が45.4%という回答となりました。

・家族との時間やプライベートな時間の確保がしやすくなる:58.3%
・リフレッシュ効果で生産性向上が期待できる:50.9%
・長期休暇がとりやすくなる:45.4%
・社員のモチベーションが向上する:43.6%
・社外への働き方改革のアピールができる:31.3%
・その他:7.4%
・わからない/特にない:3.1%

■まとめ
 今回の調査では、経営者のうち、観光地やリゾート地での休暇中や旅行中に、仕事や会議を行う、いわゆる『ワーケーション』を実践したことのある経営者が約半数と、現在民間企業で徐々に取り組みが進められているワーケーションが、半数近くの経営者の間では既に実践されていることが明らかになりました。加えてこのワーケーションを「自社に取り入れたい」と興味を示した経営者も50.4%存在し、メリットとしては「家族との時間やプライベートな時間の確保がしやすくなる」や「リフレッシュ効果で生産性向上が期待できる」が多く挙げられるなど、様々なメリットからワーケーションが注目を浴びていることもわかります。
 一方で、導入にあたっての課題として最も多かったものは、休暇中の仕事の適切な評価が難しい」で71.4%となり、他にも「評価が一致するか」や「従業員への負担とそれに対する対価評価」など、ワーケーション中の評価制度に関する課題の声が多数挙げられました。
 新しい働き方として今後ますます普及していくであろう「ワーケーション」ですが、企業内での正しい運用をするためには、「評価制度」の見直しが必須になると言えるでしょう。

■会社概要
社名   :株式会社あしたのチーム
代表者  :代表取締役社長 髙橋 恭介
本社所在地:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX11F
設立   :2008年9月25日
サイト  :https://www.ashita-team.com/

社名   :株式会社 We’ll-Being Japan
代表   :代表取締役社長 野⼝ 茂⼀
本社所在地:東京都中央区⽇本橋本町4-8-16 KDX新⽇本橋駅前ビル3F
設立   :2019年11⽉18⽇
サイト  :https://well-being.inc

社名   :株式会社日本旅行
代表   :代表取締役社長 堀坂 明弘
本社所在地:東京都中央区日本橋1-19-1 日本橋ダイヤビルディング12階
設立   :1949年1月28日
サイト  :https://www.nta.co.jp/