給与シミュレーション「査定前：基本給（調整給・手当）」の変更方法| あしたのチームサポートサイト

査定前の基本給（調整給・手当）は、給与シミュレーション画面からの変更ではなく、別画面からの変更となります。
変更方法は4通りあります。

操作方法の種類と特徴

給与シミュレーションのデータは、評価シートが配布されるタイミングで自動的に作成されます。
その際、社員情報に登録されている金額が、給与シミュレーションの「査定前基本給（調整給・手当）」に反映されます。
ただし、給与シミュレーションのデータ作成後に社員情報を変更しても、「査定前基本給（調整給・手当）」には自動で更新が反映されません。
これは、評価シートの社員情報も同様です。
変更内容を反映させるには、以下のいずれかの操作が必要です。

【操作方法】
1.　評価シート – 社員情報編集　（個別）
2.　評価シート社員情報一括更新　（一括）
3.　社員一覧＞「アクション」（個別／一括）
4.　社員情報 – 編集（個別）
各画面の具体的な操作方法については、本記事❷以降で解説しています。

1～4の操作に共通する注意点
給与シミュレーションに反映する際は、給与以外の職種、職位、所属などのデータも反映されます。
2.評価シート社員情報一括更新の注意点
この操作は、「評価シート」に登録されている社員情報を、給与シミュレーションに一括で反映する方法です。
ただし、該当シートのステータスが「評価完了」になっている場合、更新時にエラーが発生し変更できません。
そのため、事前にステータスを「評価完了」前の状態に戻してから操作を行う必要があります。
3.社員一覧＞「アクション」および4.社員情報 – 編集の注意点
これらの操作は、社員情報に登録されている内容を給与シミュレーションに反映させて更新する操作です。
ただし、査定時期には、来期の評価シート配布に備えて、社員情報が来期用のデータに上書きされている可能性があります。
そのため、今期の給与シミュレーションを最新の社員情報で上書きしても問題がないかを必ず確認してから実行してください。

Q1.1～4のどの操作方法を選択するのがおすすめですか？

変更が少人数（数名程度）であれば、1.評価シート – 社員情報編集からの操作を推奨します。
一方、変更対象が多人数の場合や、社員情報に登録されている金額が「査定前：基本給（調整給・手当）」と一致している場合には、「3. 社員一覧＞「アクション」」からの操作が効率的です。ただし、「3」は注意事項にある通り、職種・職位・所属などが上書きされるリスクがあります。これらの情報は、給与シミュレーションや通知書機能でのみ使用されるため、職種・職位・所属を利用しないのであれば、上書きによる影響は特に問題になりません。これらのリスクを理解し、自身の運用に影響がないと判断できる場合のみ、「3. 社員一覧＞アクション」をご利用ください。

Q2. 1つの査定期間に2つの評価期間がある場合、後半の評価シートを配布すると、給与シミュレーションの査定前基本給・調整給・手当は更新されますか？

一度も「更新する」ボタンをクリック（保存）していない場合は更新されます。

Q3. 何故、査定結果に誤りがあったのでしょうか？

「更新する」のクリックが原因と考えられます。詳しくは、以下を参照してください。
関連記事： Q. 給与シミュレーションの査定結果・査定後の値がおかしいです。（評価ランクを再計算）

1.評価シート – 社員情報編集の操作方法

この操作は、”評価シートに登録されている社員情報”を個別に給与シミュレーションに反映する方法です。
少人数（数名程度）の修正を行う場合に適しています。

【STEP1】評価シート一覧の「社員情報変更」をクリック

【STEP2】「基本給」「調整給」「手当」を変更

「基本給」について

「等級と号俸」のプルダウンから選択、または「直接入力」欄に直接基本給を入力します。
どちらを選択するかは絶対評価レイティングの種類によって変わります。詳細は以下を参照してください。
関連記事：「給与シミュレーションの利用」の「01　給与情報の登録方法と評価レイティングが正しい組み合わせになっているか」
「直接入力」欄がグレーの場合、号俸のプルダウンから「号俸未使用」を選択すると、編集できるようになります。

【STEP3】「給与シミュレーションにも反映する」に☑＞「更新する」をクリック

「給与シミュレーションにも反映する」に☑を入れることで、評価シートに紐づく給与シミュレーションに反映されます。

【STEP4】「評価ランクを再計算」＞「更新する」をクリック

給与シミュレーションの画面に戻り「評価ランクを再計算」を行います。
該当期間の給与シミュレーションで一度でも「更新する」ボタンをクリック（保存）したことがある場合はこの操作が必要です。詳しい操作方法は以下を参照してください。
関連記事： Q. 給与シミュレーションの査定結果・査定後の値がおかしいです。（評価ランクを再計算）
その後、最新化されたデータを保存するために「更新する」をクリックしてください。

Q. 査定期間に複数の評価期間が含まれている場合、どの評価シートを更新すればよいですか？

どの評価シートから更新しても問題はありませんが、各評価期間で異動により、所属・職種・職位などの変更が行われている可能性があります。そのため、直近の評価期間のシートを更新することを推奨します。そのほうが、最新の社員情報に基づいた処理が行えるため安全です。

2.評価シート社員情報一括更新

この操作は、”評価シートに登録されている社員情報”を複数人一括で給与シミュレーションに反映する方法です。
一括で効率的に更新したい場合に適しています。

【STEP1】ステータスを「評価完了」より前に変更する

ステータスが評価完了のままアップロードを行うとエラーが発生します。事前に評価完了より前のステータスに戻す必要があります。

関連記事：評価シートステータスを変更しよう

【STEP2】該当期間の評価シートをダウンロード

評価シート社員情報一括更新から査定期間に含まれる評価期間を選択して「ダウンロード」をクリックします。
※出力設定：基本給や調整給を変更する場合は「社員基本情報」、手当を変更する場合は「手当」を選択してください。
※評価期間：査定期間に含まれる評価期間が複数ある場合は、直近の期間を選択することを推奨しています。

関連記事：配布済み評価シートの社員情報のみ一括更新しよう

【STEP3】CSVを開き、金額を変更＞ファイルを保存

出力設定で「社員基本情報」を選択した場合、「等級」「号俸」「調整給」「手入力用給与」の列を修正します。
※「号俸」を入力する場合は「手入力用給与」には何も入力しないでください。逆も同様です。
出力設定で「手当」を選択した場合は、各手当の列を修正します。
修正後は、ファイルを保存します。

【STEP4】【STEP2】で設定した「出力設定」と同じ項目を選択＞「給与シミュレーションへも反映する」に☑

【STEP5】アップロード形式を選択＞「一括更新」をクリック

CSVの場合は「ファイルを選択」から修正したファイルをアップロードします。

TSVの場合はデータ入力があるA列1行目から全て選択し、コピーして直接枠内に貼り付けます。
詳細は、以下を確認してください。
関連記事：配布済み評価シートの社員情報のみ一括更新しよう

【STEP6】ステータスを「評価完了」に戻す

「評価シート一覧」画面に戻り、ステータスを「評価完了」に変更します。
関連記事：評価シートステータスを変更しよう

【STEP7】「評価ランクを再計算」＞「更新する」をクリック

Q. 査定期間に複数の評価期間が含まれている場合、どの評価シートを更新すればよいですか？

3.社員一覧＞「アクション」

この操作は、”社員情報に登録されている情報”を給与シミュレーションに反映します。
個別、または複数名をまとめて一括で反映できます。
ただし、この操作を行う際には、すでに社員情報が「来期用のデータ」に更新されている可能性があります。
この場合、給与シミュレーションの所属・職種・職位などを来期のデータに上書きして問題がないかを必ず確認してから実行してください。

【STEP1】社員情報を修正

社員情報に誤りがある場合は修正します。
個別で修正する場合は、本記事「❺4.社員情報 – 編集」を参照してください。
一括で修正する場合は、以下を参照してください。
関連記事：社員情報を一括登録・編集しよう

【STEP2】社員一覧画面から該当社員を選択＞「アクション」をクリック

【STEP1】で社員情報の変更・確認を行ったうえで、「アクション」をクリックします。

【STEP3】プルダウンから「給与シミュレーション」❶＞査定期間を選択❷＞「反映」❸をクリック

❷の査定期間を選択する際は、給与シミュレーションで査定を行う期間を選択してください。

【STEP4】「評価ランクを再計算」＞「更新する」をクリック

4.社員情報 – 編集

この操作は、社員情報に登録されている情報を個別に給与シミュレーションに反映する操作です。
変更が少人数（数名程度）の場合に適しています。
ただし、この操作を行う際には、すでに社員情報が「来期用のデータ」に更新されている可能性があります。
この場合、給与シミュレーションの所属・職種・職位などを来期のデータに上書きして問題がないかを必ず確認してから実行してください。