人事評価業務を負担に感じたことがある
~2019年12月人事評価業務の負担に関する調査~

人事評価業務は「評価の平準化が困難」「目標設定の基準が分からない」!?
人事管理者の8割弱が負担改善に「システム化・クラウド化」が有効と回答

人事評価クラウドで企業の働き方改革を支援する株式会社あしたのチーム(本社:東京都中央区、代表取締役社長:髙橋恭介、以下「あしたのチーム」)は、全国の人事評価制度を導入している企業の人事管理者、評価者および被評価者を対象に人事評価業務の負担に関するインターネット調査を実施いたしました。その結果、89.3%の人が人事評価業務について“負担である”と感じたことがあるとわかりました。
被評価者が負担に感じた項目は「何を目標に設定すればいいかわかりにくい」56.3%で最も高くなっており、また、人事管理者の79.0%が、「人事評価のシステム化・クラウド化」をすることが人事評価業務の負担改善に有効と回答しました。

■あしたのチーム 人事の調査:「人事評価業務の負担に関する実態・意識調査」
https://www.ashita-team.com/survey/20191217
 

人事評価業務の負担に関する実態・意識調査トピックス

≪人事評価制度の負担について≫
■人事評価の運用を負担に感じたことがある割合は89.3%
 内訳:被評価者の71%が負担と感じているのに対して、人事管理者は100%が負担に感じている。
■人事評価の運用で“面倒、手間、負担、楽にしたい”と感じる業務
 人事管理者は同率1位で「評価者から提出される個人の評価シートを取りまとめること」
「評価者やチームによる目標難易度のばらつきを調整すること」62.0%
 被評価者1位「何を目標に設定すればいいかわかりにくい」56.3%など、70.4%が
「目標設定」に関する業務を負担と感じている
■人事評価の運用で“面倒、手間、負担、楽にしたい”と感じる業務の改善に有効な手段
 1位「目標設定の簡易化」77.3%、2位「人事評価制度の一新」75.4%
 人事管理者は「人事評価のシステム化・クラウド化」79.0%と8割近くが回答

≪人事評価制度の運用について≫
■人事評価制度で現状最も多い運用方法は「Excelなどの一般的なソフトウェア」で31.3%

≪人事評価制度の課題について≫
■人事評価制度の課題は「評価者により評価に差が出る(チーム間で差が出る)」56.0%で最多
 全体の77.0%が何かしらの人事評価制度に対する課題があると回答
 何らかの課題があると回答した人事管理者は95.0%、評価者では80.0%

 

調査方法

【概要】

  1. インターネット調査
  2. 全国の従業員数300人以上5,000人未満で人事評価制度を導入している企業の人事管理者(人事の取りまとめ業務を行う役職者・人事業務担当者)、評価者(部下の人事評価をすることがある役職者)、
    被評価者(上記に該当しない一般社員)、20歳~59歳の男女、正社員
  3. 有効回答数:300人(人事管理者:100人、評価者:100人、被評価者:100人)
  4. 調査実施日:2019年11月11日(月)

 

1.人事評価制度の運用について

①人事評価制度の運用ツール

あなたがお勤めの企業では人事評価制度は何を用いて運用・管理をしていますか。(単数回答)n=300
人事管理者 n=100、被評価者n=100、評価者n=100
※複数の方法を用いて運用を行っている場合は主として用いているものを回答。

全国の従業員数300人以上5,000人未満の企業のうち人事評価制度の運用ツールに関して、最も回答割合が多いのは「Excelなどの一般的なソフトウェア」31.3%となりました。次いで「自社で作成した専用システム」25.7%、いわゆる人事評価クラウドシステムである「WEBアプリ等のクラウドシステム」23.0%、「紙ベースの評価シート(外部専門会社提供、自社作成を問わず)」20.0%という結果となりました。従業員数300人未満の企業を対象に行った調査結果(人事評価クラウドに関する調査:https://www.ashita-team.com/survey/20190917) と比較して、従業員数300人以上5,000人未満の企業では、「自社で作成した専用システム」の割合が10.4ポイント高く(従業員数300人未満の企業の回答割合は15.3%)、「Excelなどの一般的なソフトウェア」の割合が12.5ポイント低い(従業員数300人未満の企業の回答割合は43.8%)ことがわかりました。

 

2.人事評価制度の課題について

①自社における人事評価制度の課題

あなたがお勤めの企業の人事評価制度に関する課題をお答えください。(複数回答) n=300 
人事管理者 n=100、被評価者n=100、評価者n=100

人事評価制度の課題を聞いたところ「人事評価制度に関する課題はない」と回答した方を除いた、何らかの課題があると感じる方の割合は人事管理者では95.0%に対して、評価者では80.0%、被評価者では56.0%という結果となり人事評価の取りまとめを行う人事管理者が最も課題を感じていることが明らかになりました。また、すべての割付において、「評価者により評価に差が出る(チーム間で評価に差が出る)」ことを課題と感じる人が最も多いことがわかりました。人事管理者では他にも「ファイル等の管理が煩雑」39.0%や「予算に対する昇給降給の管理が困難」35.0%、「等級などの時系列での管理が困難」25.0%など多くの従業員の評価を管理するからこその課題が浮き彫りとなりました。また、評価者では「職種にあった評価基準を設定できていない」28.0%、被評価者では「自社の評価方法・基準とマッチしていない」17.0%が上位となりました。

 

3.人事評価制度の“負担”について

①人事評価の運用を負担に感じたことがあるかどうか

あなたはこれまでに人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じたことはありますか。(単数回答) n=300 
人事管理者 n=100、被評価者n=100、評価者n=100

人事評価の運用を“面倒、手間、負担、楽にしたい”と感じたことがあるかに関してお聞きした結果、「一度もない」と回答した方を除き、89.3%が負担に感じたことがあると回答しました。特に、人事管理者の100.0%、評価者の97.0%が負担に感じたことがあることがわかりました。

 

②-1 人事評価の運用で面倒、手間、負担、楽にしたいと感じること(人事管理者)

人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じることをお答えください。(複数回答) n=100 人事管理者 n=100

人事管理者のうち、Q3-①【あなたはこれまでに人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じたことはありますか。】に対して「これまでに感じたことがある」と回答した方を対象に人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じることの内容をお聞きしました。

その結果、同率1位で「評価者から提出される個人の評価シートを取りまとめること」「評価者やチームによる目標難易度のばらつきを調整すること」62.0%、3位「評価者やチームによる評価のばらつきを調整すること」56.0%となりました。

 

②-2人事評価の運用で面倒、手間、負担、楽にしたいと感じること(具体例)(人事管理者)

人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じるとお答えになったことについて、具体的な内容をお答えください。
(自由回答) n=100 人事管理者 n=100

●沢山ファイルがあるので目を通すだけで大変です(45歳女性/北海道)
●各人の評価と会社の評価基準とのすり合わせに時間がかかる(55歳男性/東京都)
●複数の評価対象者のコメント、データを同時に検討する際のオペレーション負担を軽減したい(58歳男性/愛知県)
●目標設定が定量化できているチームとできていないチームがあり、基準を平準化するのが面倒(48歳男性/愛知県)
●過去の評価の推移を一目で確認できる資料があれば便利と思う(57歳男性/大阪府)
●エクセルが重くて時間がかかること(50歳男性/兵庫県)
●きちんとした公平な評価を徹底することに非常に手間と時間がかかるのでそれを楽できるようにしたい(35歳男性/広島県)

人事管理者に人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じることの具体的な内容をお聞きしたところ、
評価者間、チーム間でばらつく目標や評価の基準を平準化することに負担を感じているといった内容が多く回答されました。

また、数多くのファイルを確認することや、管理しているシステムの動作が重いなど、運用の環境によって作業に多くの手間や時間がかかっていることがわかりました。

 

③-1 人事評価の運用で面倒、手間、負担、楽にしたいと感じること(評価者)

人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じることをお答えください。(複数回答)n=97  評価者 n=97

評価者でQ3-①【あなたはこれまでに人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じたことはありますか。】で、「これまでに感じたことがある」と回答した方を対象に人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じることの内容をお聞きしました。

1位「それぞれの部下に対して適切な目標を設定することが難しい」58.8%、同率2位で「部下の目標の添削に時間がかかる」「客観的に評価を実施すること」36.1%、4位「部下と面談を実施しなければならない」35.1%という結果になりました。

 

③-2人事評価の運用で面倒、手間、負担、楽にしたいと感じること(具体例)(評価者)

人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じるとお答えになったことについて、具体的な内容をお答えください。
(自由回答) n=97 評価者 n=97

●全体の評価がわからないので、部下の添削する基準が良くわからない(59歳男性/埼玉県)
●職場が離れているなど、業務内容が把握できないケースがある(52歳男性/東京都)
●人によって業務が異なるので評価が困難(42歳男性/神奈川県)
●部下自身と評価が異なる(49歳男性/神奈川県)
●自社開発システムと、部下との評価のやり取りをするエクセルシートの管理の二度手間(57歳女性/神奈川県)
●よく異動があるため、他の上司とどんな話をしていたかなどが分かりにくい(35歳男性/高知県)
●目標設定のハードルの決め加減。 ハードルの高さ設定が個人ごとに変わる(49歳男性/長崎県)
●1次考課から3次考課まであり最終調整もあるため時間がかかる(59歳男性/岡山県)
●働き方改革の影響もあり、残業もあまりできないため、部下がなかなか提出してくれない。(43歳女性/大阪府)

評価者に人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じることの具体的な内容をお聞きしたところ、部下の業務内容を把握できていないため評価が難しい、人によって業務が異なるため評価が難しい、目標設定のハードルの高さが個人によって異なるなど複数の部下を持っている評価者の悩みに関する内容が多く回答されました。

 

④-1 人事評価の運用で面倒、手間、負担、楽にしたいと感じること(被評価者)

人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じることをお答えください。(複数回答) n=71 被評価者 n=71

被評価者でQ3-①【あなたはこれまでに人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じたことはありますか。】で、「これまでに感じたことがある」と回答した方を対象に人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じることの内容をお聞きしました。

1位「何を目標に設定すればいいかわかりにくい」56.3%、2位「自己評価(考察や点数など)を考えること」42.3%、3位「上司と面談を実施しなければならない」39.4%、4位「評価シートを管理し、上司に提出すること」38.0%という結果になりました。

 

④-2人事評価の運用で面倒、手間、負担、楽にしたいと感じること(具体例)(被評価者)

人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じるとお答えになったことについて、具体的な内容をお答えください。
(自由回答) n=71 被評価者 n=71

●毎年違う目標を立てないといけないため、何を目標にすればいいのかがわからない(34歳女性/佐賀県)
●普段人事評価を気にして仕事をしているわけではないので、いざ自己評価となっても何を書いていいかわからない
(49歳男性/東京都)
●昔のシートもペーパー管理なので、遡ろうとしても手間がかかる(25歳女性/群馬県)
●時系列で見られないこと(43歳女性/東京都)
●課題設定シートに自己評価、コメントを書くことに、毎回、気を使うし面倒である(38歳男性/愛知県)
●上司と勤務時間内にスケジュールを調整して面談をして評価されること(36歳女性/愛知県)
●評価されているのかされてないのか、いまいち実感がないのに評価の内容を考えること(34歳女性/宮城県)
●目標設定と言われてもルーチンワークの中で見つけるにはあまりに酷でマンネリは避けられない。
そのうえ上司によって評価が下がり、本当にヤル気が起きない(39歳女性/福岡県)

被評価者に人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じることの具体的な内容をお聞きしたところ、何を目標にすればいいかわからない、苦労して目標設定を行った項目が実際の給与査定にはつながらないため目標設定が億劫など目標設定に関する内容が多く回答されました。また、紙媒体での管理のため、過去の評価をさかのぼることが手間、時系列で見られないなど、評価の運用方法に関する内容も多く回答されました。

 

⑤-1 人事評価の運用で面倒、手間、負担、楽にしたいことを改善する方法

人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じることを改善するためにそれぞれの項目が有効だと思うことをお答えください。
(単数回答)n=268 人事管理者 n=100、被評価者n=97、評価者n=71

Q3-①【あなたはこれまでに人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じたことはありますか。】で、「これまでに感じたことがある」と回答した方を対象に、面倒を改善するためそれぞれの手段が有効だと思うかをお聞きしました。
「有効だと思う」の割合が最も高かった手段は「目標設定の簡易化」で77.3%、次いで「人事評価制度の一新」で75.4%という結果となりました。
「有効だと思う」の割合が最も高かった手段を割付別でみると、人事管理者では「目標設定の簡易化」の割合が最も高く86.0%、評価者では「人事評価制度の一新」74.2%、被評価者では「目標設定の簡易化」74.6%が最多という結果となりました。
また、人事管理者では「人事評価のシステム化・クラウド化」も79.0%の方が有効であると回答しており、システム化・クラウド化を含めた、人事評価制度の一新が負担改善に有効かもしれません。

 

⑤-2 人事評価の運用で面倒、手間、負担、楽にしたいことを改善する方法(具体例)

人事評価の運用において面倒、手間、負担、楽にしたいと感じることを改善するために必要だと思う具体的な内容をお答えください。
(自由回答)n=268 人事管理者 n=100、被評価者n=97、評価者n=71

【人事管理者回答】
●各人の評価の時系列記録と、部門・部署間のばらつき・不公平を無くすための評価基準(55歳男性/東京都)
●きちんとした公平な評価をつけるための社内での徹底したシステムづくり(35歳男性/広島県)
●部署ごとの評価の甘辛を勘案して取りまとめる仕組み(49歳男性/東京都)

【評価者回答】
●異動等の際に過去の評価を参考にできるシステム(57歳男性/大阪府)
●各部門の評価を一元化し、全体的な評価との整合性をサポートしてくれるシステム(46歳男性/大阪府)
●目標設定や評価のつけ方を第三者から公平に見てくれるシステム(45歳男性/京都府)

【被評価者回答】
●もっと簡潔に評価業務ができる仕組み(28歳男性/宮城県)
●経験、勤務年数に応じた目標設定をサポートしてくれるシステム(37歳男性/東京都)
●評価シートを統一して、簡単に評価できるようにする(49歳男性/大阪府)

人事評価の運用の負担を改善するために必要だと思う手段を聞いたところ、人事管理者は評価を部門間、時系列で一元管理することができるシステムに関する回答が多く集まりました。また、評価者でも、公平性、一元管理ができるシステムといった内容が多く回答されました。

一方で、被評価者では評価システムの簡素化、簡潔に人事評価の運用を行うことができるシステム、目標設定をサポートしてくれるシステム等、人事評価自体を楽にするための内容が多く回答される結果となりました。
 
 
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●報道関係者様へ
■引用・転載時のクレジット表記のお願い
※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「あしたのチームが実施した調査結果によると…」

 
【会社概要】
会社名      :株式会社あしたのチーム
代表取締役    :髙橋恭介
本社所在地    :〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 11F
事業内容     :・報酬連動型人財育成プログラム「ゼッタイ!評価®」
          ・あしたの人事評価クラウド「コンピテンシークラウド®」
資本金      :4億1010万円(資本準備金含む)
設立       :2008年9月25日
HP        :https://www.ashita-team.com/