過去の体験から評価制度の重要性を実感、社員の不満解消へ

トップ工業株式会社   

代表
石井 真人                
従業員数
145名            
事業内容
作業工具製造販売
URL
https://www.ashita-team.com/jirei/

Q1.会社及び事業について教えてください。

飛行機の鍛造部品の製造を始めて70余年、高品質を追求し製品開発に磨きをかけながら、多くの分野に鍛造製品を展開したことが躍進に繋がり、現在の作業工具の総合メーカー“トップ”ブランドの確立に至っています。メインの取り扱い商材は、ボルトやナットを回すレンチやその他工具の製造です。商材は代理店様へ販売(金物屋さんやホームセンター)しておりましたが、近年ではネット販売が驚くほど伸びてきております。我々の商品は決して安くはないため、プロの方が使うものであるとユーザーを限定しておりました。しかし、ネット販売の口コミを拝見していると一般の方々にもニーズがあるのだという発見がございました。また、私たちは新商品の開発にも力を入れており、開発の要となるのが営業が集めてくるお客様の声です。売って終わりの営業ではなく、「お客様は、今何を必要としているのか」を寄り添って情報収集し、それを自社で開発・販売できるノウハウがある点が弊社の強みです。

Q2.人事評価制度導入に至った理由、現状の課題は何ですか?

自分が社長になって評価できる立場になったはいいのですが、大変な時代を過ごしてきた過去があります。どのような歴史かと申しますと、組合からの要望がどんどん強くなっていき、会社が応えられない状況になってしまったのです。そこでストライキが起きてしまった。昔は良くあることだったのですが、弊社の場合は周りが落ち着いてきても勢力は維持したままでした。当時、アメリカへの工具の輸出がビジネスモデルの中心だったのですが、ドルショック・オイルショックの影響で積極的に輸出が出来ない(輸出するほど赤字が増えるだけ)、その分生産量を落とすため工場が余剰人員になってしまったのです。そこで、やむなく解雇を言い渡した結果、それが裁判沙汰になっておりました。そういった時代を知らない社員からすると「今」に不満を持っており、自分の何が評価されているのかが見えないという声が挙がっていると組合からも言われてしまったのです。それを発端に評価制度を導入しようと決心し、昨年は自社で出来ることはやろう!と思い動いていたのですが、数値目標がうまく定まらず、評価も甘く出てしまいました。

Q3.人事評価制度導入にあたり、期待していることは何でしょうか?

新しい社員が多くなってきており、「人事評価制度の透明性」の部分に着手する必要があると感じておりました。新しい人事評価を導入した際に、これまで見えない評価で実施してきたものを見える化した際、社員たちに受け入れてもらえるかが不安だったので、人事評価のプロのあしたのチームさんに入ってもらうことで、制度の構築に期待をして導入を致しました。社員は給料よりも評価をしてほしいという欲求がございます。上司が部下の行動をしっかりと把握し、徐々に適切な報酬連動を実施していきたいと考えております。

Q4.なぜ、”あしたのチーム”を選ばれたのか?

何よりも、タイミングです!昨年の夏に常務がセミナーに参加し、「こんなものがありますよ!」と私に案内があったのですが、その時は見たくも聞きたくもなかったんです。まずは自社でできる所までやろうという方針の中、取り組んでいきました。しかし、評点が甘く出てしまう・数値目標を持たせるにはどうしたらいいのか?など自社で行き詰っていたところ、東京中小企業投資育成さんから案内があり、ちょうど東京へ伺うタイミングでもありましたので、これだ!と思ったんです。そこからはトントン拍子に進みましたね。まさにタイミングです。

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