真摯な姿勢で対応したことで、会社の本気度が社員に伝わりました

グリーンライフ産業株式会社

代表
中村 太郎
従業員数
75名
事業内容
エクステリア・ガーデン事業/外構緑化事業/リノベイト事業/メンテナンス事業/公共緑化事業
URL
http://www.greenlife-s.co.jp/

Q1.会社及び事業について教えてください。

福岡県福岡市に本社を構え、神奈川県横浜市にも店舗を持つエクステリア会社です。創業時はBtoB事業をメインとし、大手ハウスメーカーや地場住宅ビルダーとの提携による新築住宅の外構造園設計・施工、デベロッパーとの提携による街並み計画から、施工などを中心に行っていました。2000年からは、BtoC事業である「グランド工房」という来店型の店舗展開をスタートし、九州を中心に国内17店舗を展開・拡大しています。「グランド工房」はその業態の新しさから各マスコミにて紹介されるなど、注目していただいています。

 

Q2.人事評価制度導入に至った経緯を教えてください。

以前から使用していた人事評価制度は、粗利に関する数値のみの評価軸で、頑張りがタイムリーに反映され、査定しやすくわかりやすい制度だったと思います。しかし、それでは獲得までのプロセスが考慮されていませんでした。社員育成の観点では不安が残る制度でしたし、数値化できない部分は肌感覚での評価になっていました。四半期ごとの数値の成果により、給与を増減させていたため、生活が安定しないという側面もあり限界を感じていました。目標、行動、成果、業績、待遇の好循環を回すには社員の成長が必要です。あしたのチームの話を聞き、人材育成につながることや、プロセスを見える形に落とし込んでの評価により社員が成長することに共感し導入に至りました。

 

Q3.人事評価制度を入れてからの効果について教えてください。

人事評価制度の導入後は、会社としてのメッセージや、社長のメッセージが制度を通して社員にしっかり伝わっていることを感じます。また、以前の制度では数値の%しか変更できませんでしたが、MBOやコンピテンシーの項目・内容・ウェイトを細かく設定できるため、3か月ごとに会社のステージに合わせ、重要視する項目を調整しています。

 

Q4.人事評価制度を運用していく中での苦労、どうやって乗り越えましたか?

人事評価制度の導入にあたり、社員の声にきちんと耳を傾けることを特に意識しました。導入は大きな変更のため、経営計画発表の際に、どういった想いで制度を変えるのか、会社の考えや方向性がどうなのか、というメッセージをしっかりと発信しました。その上で「社内のSNSで新しい人事評価制度に関する質問になんでも回答します」と伝え、意見や質問を吸い上げました。合計26項目、かなり細かい質問に及ぶまで文章にして回答し、真摯な姿勢で対応したことで、会社の本気度が社員に伝わりました。社員や会社のことを第一に考えての新制度導入であり、利益や業績のための変更ではない、ということが理解してもらえたようです。

 

Q5.働き方改革に向けた取り組みについて

時間外労働を減らしています。残業しなくともパフォーマンスを発揮できるという事例をもとに、2017年は残業時間を60時間から45時間に、2018年は60時間に設定し、効果が順調に現れてきています。特に、評価者(マネージャー)の能力の向上を感じております。面談にて社員と評価者が一緒に行動目標を設定し、フィードバックをすることで、評価者の目標設定能力、メンバーを導く・育てる力が伸びています。一年間運用したことにより、制度もかなり浸透してきたので、次は社員に好循環の変化を実感してほしいです。

 

Q6.今後、さらに人事評価制度の運用により改善したい課題は何でしょうか?

今後は部門長にも目標設定に参加してもらう予定です。以前は会社としての大きなビジョンや目標の共有ができておらず、こちらから数値目標を落とし込むだけでしたが、社長と部門長では見えているものが違うと学びました。

 

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