その人の全体像を見て、評価・育成ができるようになった

株式会社ウェル

代表
濵本 暢也
従業員数
50名
事業内容
高齢者介護施設等の運営
URL
https://www.well-nanten.jp/

Q1.会社及び事業について教えてください

当社は、在宅から施設入居まで介護のトータルサービスを行っております。宮城県内に11箇所あり、当社の基盤は、「全ては利用者本位」という経営理念です。利用者一人ひとりが持つ力を信じ、その人らしい暮らしができるよう、サポートを展開しております。従来の与えるだけという介護(看護)とは、一線を画した「生きがいを感じられる介護」を実践し、利用者だけではなく、利用者の家族の皆様も大切にしています。

 

Q2.人事評価制度を入れてからの効果について教えてください

そもそも人事評価ということ自体、非常に難しいことだと考えています。だからこそ、プロであるあしたのチームにお願いし、指導してもらいながら進めてきました。人を評価することは、マネジメントに直結することであり、会社の意思を社員に伝える手段でもあります。当社では、新しい人事評価制度を導入してから、社員全員が、情報やそれぞれの考えを共有できるようになりました。会社の目指す方向と、社員1人1人のベクトルが合ってきたと感じており、あしたのチームの人事評価制度を導入して良かったと思っています。
また、評価者の「人に対する見方」が、変化してきていると感じます。言い換えると、現場の管理者が部下をみる視点が広くなってきました。そこは、面談の成果だと思います。面談の時間を作れるようになってきたので、よりスタッフのことを、細かく、深く見えるようになってきているからこそ、その人の全体像を見て、評価・育成ができるようになったと感じています。加えて、人の評価の点数のばらつきが、少なくなってきたことも大きな変化です。全体として、基準が共通認識できるようになってきています。以前より厳しく、正当に見られるようになってきました。評点も本人任せにせず、下げるべきところは、下げるようになってきました。
だからといって、部下が腐ることもなく、正当な評価・フィードバックができるようになりました。併せて、認めるところは認められるようになってきました。評価に関しても、訓練することで、恣意的な感情を極力排除できるようになってきたと感じています。
また、行動目標の自己設定を行っているので、管理者の文章力が上がってきており、部下に対して、フィードバックの文章がうまくなってきています。より具体的ということが、だいぶ浸透してきていると感じており、これは、何度も繰り返し書いているうちに、できるようになってきました。具体的な文章が書けるということは、本人たちの頭の中が、きちんと整理されていることのあらわれだと感じています。

 

Q3.人事評価制度を運用していく中での苦労、どうやって乗り越えましたか?

現場があり、365日24時間シフトで勤務しているので、評価することはとても大変です。そこにかかる負荷は、やはり大きいと感じています。特に、現場のスタッフやその上司に負担が掛かっていると感じています。ただ、プロであるあしたのチームとともに運用しているので、評価に関しては、科学的、合理的に行っており、無駄がないので、何とか運用が回っていると感じています。

 

Q4.働き方改革に向けた取り組みについて

一番大きいのは、意識の問題、意識付けだと感じています。例えば、提出物1つとっても、人事評価制度で、いつまでに、何をするが明確になります。これまでは、人によって未提出でも全く報告が出てこないケースがありました。それが、きちんと出てくるようになってきました。当社では、毎週の週報を提出させていますが、今ではほとんどの社員から、きちんと月曜日に送られてくるようになりました。また、管理者のスケジュール等が分かるようになりました。現場においても、人事評価を運用していくことで、危機管理の共有(特に成功事例や失敗事例)が密になってきたと感じています。風通しがよくなってきてる中で、意識改革が起こっていると感じています。これは、人事評価制度の運用を、継続的に取り組んできた成果だと思います。とにかく、管理職の取り組みが変わりました。

 

Q5.今後、さらに人事評価制度の運用により改善したい課題は何でしょうか?

人事評価制度は、最終的には自分たちの出した利益をどう分配していくかというところにいきつきます。賃金体系と共に役職制度を整備していく必要があると感じています。特に中途採用者が多いので、そういう方々と、既存の社員とのバランスが難しいです。今後、利益を拡大することによって、賃金の底上げを図っていきたいと考えています。現状、施設長や管理者が育ってきました。今後は、その中間層(現場のリーダー層)の育成、賃金体系、人事評価制度の確立に取り組んでいきたいと考えています。

 

Q6.あしたのチームの運用おせっかいやクラウドサービスに対するご要望をお聞かせください

あしたのチームから言ってもらうことで、管理者の意識がすごく変わりました。正直、以前はあしたのチームから言われることが、嫌だったと思いますが、最近はとても意識が変わったと感じています。会社として、社員のみなさんを評価するためにやるべきことだ、と管理者が認識していると思います。あしたのチームの運用おせっかいもあり、期日が厳守できるようになりました。また、経営側としては、現場に任せることを意識しています。「何かあっても、現場で解決させる」ということを継続していくことで、自分たちでどこまでやったらいいか明確になりました。何か問題が生じたときに、報告も上がってきますし、基本的には現場で処理できるようになりました。そのため、大きな問題になる前に、事前に解決できるようになってきたことは、非常に大きな変化だと感じています。
当社として今後改善していかないといけないのは、基本的なことですが職場の『整理整頓』です。書類のファイリング、身の回りの環境整備が仕事の効率アップに直結します。日々、このことを肝に銘じて、全社を挙げて取り組んでいきたいと考えています。

 

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