一人一人が少しずつ、変わってきているのを実感しています

レタープレス株式会社

代表
増田 達朗
従業員数
54名
事業内容
学会誌制作・発行サポートに対する事業、一般顧客への企画・Web・印刷全般に関する事業
URL
https://letterpress.information.jp/

Q1.会社及び事業について教えてください。

学会誌制作、発行サポートに対する事業と、一般顧客への企画・デザイン・Web・印刷全般に関する事業を行っています。レタープレスは活版印刷という意味があり、もともと1891年に増田兄弟活版所として創業しました。戦後の仕事がない中で、何か人がやりたがらない、手間がかかるものを仕事にしていこうという発想から「大学印刷株式会社」という名前で、全国の大学で発行される論文誌(紀要)、学術団体が発行する論文誌(学会誌)の高等数式なども含めた、ややこしいレイアウトを文字組版することに取り組みました。平成に入り学会誌制作が売上の一つの柱でしたが、デザインを含めた商業印刷も売上の柱に成長しましたので、社名を「大学印刷株式会社」から「レタープレス株式会社」へ変更しました。現在は、印刷物周辺のお困りごとの解決に注視し、時代に合った最適なコミュニケーションをご提案しています。

 

Q2.人事評価制度導入に至った理由、現状の課題は何ですか?

人事評価制度を導入する前は、昇給、賞与を決めていく際、勤続年数などを加味したベースになる計算式と、肌感覚での評価を勘案して決めていました。肌感覚というのは、例えば定例MTGで役職者から各部署に関する発言を聞いたり、普段私が個別に接して感じた印象を評価に加味していました。私としてはかなり悩んで評価を決めていたつもりですが、評価の基準を社員に対して定量的に示すことが出来ておりませんでした。そんな中、社員から評価基準が分からないという声を聞く機会があり、残念な気持ちと同時にぜひ改善したいという強い思いが沸きました。人事評価制度を見える化し、社員に対して評価の納得感を醸成してきたいという思いのもと導入を決定いたしました。

 

Q3.人事評価制度導入にあたり、期待していることは何でしょうか?

期待していることは大きく2つで「①社員の育成」「➁採用力の強化」です。
➀の社員育成についてですが、社内の限られたリソースで高い成果を上げようと考えたときに、私を含め社員の皆に成長をしてもらう必要性を感じました。今後社員が育っていかなければ、売上も利益も自然に下がっていきます。また、働いていく中で個々人でがむしゃらに頑張るというのではなく、会社としてベクトルも揃えていきたいと考えています。大きい目標に向かってチーム一丸となって頑張る、そんな会社を作っていきたいです。
➁の採用力の強化ですが、人事評価制度を通じて会社基盤を強くしていきたいです。「中小企業でも大手企業に負けない人事評価制度がある」という事をアピールしていけるようにします。私たちのような中小企業では、まだまだ人事評価制度を体系立てて行っている企業は少ないと思います。頑張れば報われる会社なんだという事を新しく入社してくる社員にも感じて欲しいです。

 

Q4.なぜ、”あしたのチーム”を選ばれたのか?

印刷業界向けのセミナーを受けていた時に、業績のいい会社は人事評価制度を導入しているという話を聞いたことがきっかけです。そしてセミナー後に人事評価制度について調べていたところ、あしたのチームという会社を知りました。またちょうど、そのタイミングで採用の際にお世話になっていた企業が、あしたのチームの代理店になったと聞いて前向きに人事評価制度の導入を検討し始めました。直接お話を聞いた時に、5段階評価ではなく4段階評価というところに魅力を感じました。今まではいわゆる「普通」という評価が非常に多かったです。それを人事評価システムの中で「出来たのか」「出来なかったのか」どちらなのかを明確に決めるというところに魅力を感じました。
また、制度構築から導入までのスピード感も私の中で重要なポイントでした。最初はこんなスピーディーに制度構築が出来るのか、半信半疑な部分もありましたが、実際にテンプレートを駆使しながら短い期間で制度構築をしていくことが出来ました。そして、いきなり100点の人事評価制度を作ろうとするのではなく運用の中で柔軟性を持たせて、人事評価制度を新しい形に変えていくところも魅力的に感じました。

 

Q5.人事評価制度を入れてからの効果について、変わったことなどがあれば教えてください。

導入して半年が経った今、一部の社員は数字の意識を持ってくれるようになりました。具体的には社内で新規獲得数や粗利率を共有することで先月、昨年同月と比べてどうかと比較してくれるようになりました。また行動目標の自己設定の部分で、自己のレベル感よりも少し背伸びをした目標も立ってきており、社員のモチベーションが高くなっているように感じています。具体的な日々の行動にも、こういうスキルを学びたいといった意欲的な姿勢も見られます。例えば、セミナーや本で行ったインプットを社内でアウトプットし、情報共有に努める社員もいます。一人一人が少しずつ、変わってきているのを実感しています。

 

Q6.人事評価制度を運用していく中での苦労、それらをどうやって乗り越えたか教えてください。

部署(営業、総務、制作、編集、工場等)によっては目標が立てにくいところがある点が課題で、具体的には目標が似通ったり、難易度が低くなっているところです。ルーティーンワークが多い部署(工場)では機械に張り付いていることが多いので仕方がないところもあると思います。この点はあしたのチームの同じ業種、業態の企業様の目標設定の例を頂くなどして解決を図りたいです。
また、今後は中間管理職との連携も必要だと感じております。意欲が高い社員は四半期では達成が出来ないような、レベルの高すぎる目標を立てる傾向にあります。その為、頑張っているにも関わず評価が低いことがありました。スキルアップしようとしているところは会社として認めていきたいという思いはもちろんありますが、昇給、賞与に完全に連動させていく為にも、まずは管理職が部下の目標をしっかりとマネジメントしていけるように、会社として動いているところです。

 

Q7.働き方改革に向けた取り組みについて、何か行っていることがあれば教えてください。

大きく3つの働き方改革に向けた取り組みを行っており、具体的には①長時間労働の是正 ➁有給休暇取得の促進 ③育児・介護休暇取得の促進です。現在、広島県の働き方改革支援に申し込んで専門の社労士の方と相談しています。直近の取り組みとしては社内アンケートを実施しました。アンケート回答からは、仕事が多くて帰れない、反対に早く帰れる時に帰りにくいという意見も出てきました。これらを解決していく為に、社員一人一人のスケジュールを見える化し、お互いに助け合って残業時間の削減、有給が取りやすくなるような取り組み行っていきます。他にもさらなる働きやすさを追求していく為に、社内から選抜した働き方改革チームのメンバーで話し合い、改善を続けていきます。

 

Q8.今後、さらに人事評価制度の運用により改善したい課題は何でしょうか?

運用して半年経ちますが四半期評価というスピード感に私含め社員がまだ慣れていないところがあります。この点は運用を継続していく中で、徐々に慣らしていく事が重要だと感じております。

 

Q9.あしたのチームの運用おせっかいやクラウドサービスに対するご要望をお聞かせください。

コンピテンシークラウドのメモ機能に既読がついたかを確認できる機能や、総括のコメントも読んでくれたのか、入力の忘れが無いように分かり易く視覚化できる機能が欲しいです。また、目標設定が苦手な人を対象にレクチャーをして頂けるといったサービスがあればうれしいです。

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