個人プレーだけでなく、チームプレーを評価し、全社員が同じ目標を目指す仕組みを構築様

個人プレーだけでなく、チームプレーを評価し、全社員が同じ目標を目指す仕組みを構築

2023年7月ご導入

株式会社ライフアドバンス(恵比寿不動産)

代表

代表取締役 檜垣 知宏

※インタビューの内容は取材時のものになります。

株式会社ライフアドバンス(恵比寿不動産)

事業内容
賃貸仲介事業、売買仲介事業、賃貸管理事業、リフォーム事業、不動産メディア事業、資産運用マッチング事業
従業員数
40名
設立
2014年8月29日
所在地
東京都
課題
チーム力を最大化するため、企業理念・行動指針を人事評価制度に落とし込みたい

    課題

    • 1 売上以外の昇給・昇進の基準がなかった
    • 2 従業員数が40人を超えたとき、まとまりのない組織になってしまう不安があった
    • 3 個人プレー重視の現状を変えたかった

    解決

    • 1 全社員に無記名のアンケートを実施して社員の希望についての情報を収集
    • 2 役員だけでなく、管理職を巻き込んできめ細かい人事評価制度を構築
    • 3 「だから、また来たくなる」を理念に掲げたことで、共通の目的に向かって社員が走り出した

    人事評価制度を導入した理由は?

    「成績のみの評価では会社は成長しない」との問題意識があった

    そもそも、社員の仕事を評価するにあたって、売上以外の基準がなかったんですね。創業から10年目間近で従業員数も40人を超えようとしていて、これから次の成長フェーズに入らなければならないことを考えたとき、「今のままで成長していけるの?」という漠然とした不安がありました。

    3人の役員と顔をつき合わせて話すことと言えば、いつもそのことで「会社のため、まわりのために動ける人を育てていかないといけないよね」という話にはなるんだけど、では、どうやってそれを実現していくのかということになると、「う~ん」とみんなで頭を抱えていました。

    あしたのチームに決めた理由は?

    制度が定着するまでの運用支援は、必須の条件だった

    3社に声をかけさせていただき、どの会社にお願いするかを検討しました。

    実は最初に話を聞いたコンサル会社が、老舗で大手の会社だったんですが、どうもしっくりこなくて。お堅そうなイメージには信頼感を持てましたけど、提案される内容はウチのようなベンチャーにそぐわない、古くさいものに感じました。

    これから取り組もうとしている課題があまりに大きいように感じて、さらに不安をつのらせていたころ、あしたのチームの担当者の方と会ったんです。
    ホッとしたのは、とても明るくて、ざっくばらんにこちらの話を聞いてくれる人だったこと。最初に会ったコンサルタントとは真逆の印象でした。

    何より、制度の運用が定着するまで手厚く支援してくれるという点に格別の安心感がありました。
    というのも、評価業務のクラウド化を目指すにしても、管理職のなかでうまくシステムを扱えそうな人間は私を含め、一人もいなかったので。

    実際、制度の導入前後には何度も連絡をして、評価制度の内容について「これでいいのか」と質問しましたが、いつも迅速に対応していただいて、とても心強かったのを覚えています。

    導入後の苦労した点は?

    現場の管理職を巻き込んで理念と行動指針をブラッシュアップ

    まずは、全社員に無記名のアンケートを実施し、「自分の仕事をどんなところで評価してほしいか」、「会社に対して何か不満はないか」という意見を集めるところから着手しました。

    売上以外の部分で社員を評価するにあたって、どのような評価基準を設けるかということは、大きな課題でした。

    例えば、新人を含めた全社員が、商談の場でスムーズにトークできるようになるためには、ロープレ(ロールプレイング)による練習が欠かせません。ところが、「月に何回やれば効果があがる」と定量化して断言することはできないんですよね。ロープレの質が低ければ、何度やっても効果はでないし、「月に何回」という数をこなすことのみを目的化してしまうと、ロープレそのものが形骸化してしまいます。

    そこで重要だと思ったのは、会社の理念と行動指針をしっかりと定めるということでした。

    弊社は、恵比寿を中心とした都心エリアの物件を扱う不動産会社です。お客様のことをお客様以上に考えて、不動産業界で一番ファンの多い企業を目指しています。
    これまで社員間で暗黙知のように共有していたその理念をわかりやすい言葉で明文化すべきだと考えたのです。

    社員全員が納得できるような理念でないと、単なる「絵に描いた餅」になってしまいます。

    そこで、現場の管理職を呼んで1日10時間、計2日間で個別に会い、納得感のある言葉にブラッシュアップしました

    恵比寿不動産の企業理念①

    恵比寿不動産の企業理念②

    恵比寿不動産の行動指針

    導入後の効果は?

    会社のミッションを全社員が共有し、風通しのいい雰囲気に

    新しい人事評価制度を導入した次の半期から新しい理念を目標に取り入れたんですが、思っていた以上にすんなり受け入れてくれたように思います。

    当社では表彰のための納会を年に2回実施しているんですが、制度導入後、管理職のメンバーたちから提案があって、会の前に2時間ほど企業理念や行動指針の浸透を目的とした全社集会を開くことになりました。

    おっ、こんなに早く成果があらわれるのか、と驚きました。朝礼のあいさつでも、社員から会社の理念にひもづいた発言が多く聞かれるようになったという反響もあって、会社全体が風通しのいい雰囲気になったことを肌で感じます。

    制度がスムーズに導入できた理由をあらためて考えてみると、役員から押しつけのような形で強引に導入するのではなく、現場の管理職を巻き込んで一緒に制度を作っていったところにあるのかもしれません。

    不動産業界では、評価基準が個人プレー重視になるのは当然のことなんですが、お客さまが人生のさまざまな転機に「また行こう」と思ってもらえるような存在になるには、個人ひとり一人の力だけでは足りません。チームの一体感を生かしながら全社員が同じ目標に向かって努力していく必要があります。

    もしかしたら、そんな問題意識をみんなが持っていて、今回、理念と行動指針として掲げたことをきっかけに、本当に大切にしなければならないことを再認識してくれたのかもしれませんね。

    今後は、会社の理念と行動指針の実現が具体的な成果につながるよう、制度の仕組みをさらに磨いていき、社員ひとり一人と会社全体の成長をうながしていきたいです。

    • 人事システム
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      ※デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社
       HRTechクラウド市場の実態と展望2019年度版」より。

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