新社会人が身に付けておくべき基本的なビジネスマナー

(写真=Brasil Creativo/Shutterstock.com)

日々少しずつ仕事を覚え、新しい職場環境にようやく慣れてきた新社会人の人たちもいるのではないでしょうか。学生気分は社会では通用せず、これまでに経験したことがない状況に遭遇したり、知らなかった礼儀作法などに戸惑ったりすることもあるでしょう。そこで今回は、新社会人として最低限は身に付けておきたい基本的なビジネスマナーについて紹介します。

あいさつや敬語は基本

最近まで学生だった新社会人にとって、最も押さえておきたい基本的なビジネスマナーはあいさつや敬語です。

例えば、上司や先輩には、「お疲れさまです」を使い、「ご苦労さまです」を使いません。加えて、おわびや謝罪するときは、「恐れ入ります」、「申し訳ありません(ございません)」を使用し、「すみません」、「ごめんなさい」を用いることはありません。

上司や先輩に仕事などを依頼されたときの返事は「かしこまりました」が適切です。「了解しました(いたしました)」は敬語ではないので注意が必要です。きちんとしたあいさつや敬語を使い分け、ビジネスマナーの基本を押さえておくと、新社会人として好印象を持たれるでしょう。

時間を厳守する

新社会人がルーズになりがちなのが時間管理です。学生時代とは異なり、社会の一員として時間を厳守するのは重要なことです。始業時間や会議、クライアントと約束した時間など、開始時間を守ることは自分だけではなく、周りに対する配慮でもあります。きちんと時間が守れない場合は、信頼を失うおそれもあります。業務をスムーズにこなすことも難しくなるので、くれぐれも気を付けましょう。

仕事上の業務管理にも同じことが当てはまります。何日の何時までに仕上げ、報告すべきかなど、ビジネスにおいて正確なスケジュール管理を心がけましょう。新社会人であっても、これらは当然、要求される基本的なビジネスマナーです。

日常的に業務の優先順位を考え、スケジュールや進捗状況をしっかりと把握しておくことは新社会人にとっても欠かせません。自己管理を徹底することは、新社会人としての基本動作の一つだといえるでしょう。

会社や職場のルールを守る

企業や職場には、それぞれのビジョンや方針、目標などに沿ったルールがあります。なかには、業務内容が異なるため、担当部署ごとに細かいルールが設定されているケースもあります。

業界ルールや専門用語は新社会人が仕事を進める上で特に注意が必要です。オフィスではそれらを当たり前のように使用します。業務を適切に進行するためには、早く業界用語を覚える必要があります。初めは誰でも戸惑うものですが、恥ずかしがらずに積極的に質問し、メモをとり、正しく理解することが肝心です。

担当部署や職場ごとのルールを把握し、適切に行動するのは新社会人がビジネスで独り立ちするための大事な考え方だといえるでしょう。

責任感を持って仕事する

新社会人にとって何よりも大事なことは、自分の仕事や業務に責任を持って対処することです。大企業であろうと中小企業であろうと、組織である以上、新社会人には担当する業務が振り分けられます。企業は仕事の成果に対して評価するので、結果次第では人事査定での昇給や昇進にも結び付きます。

自分の職責に対して誠実に向き合い、最大限の責任感を持って臨む姿勢が大事です。そうすることで、新社会人としてやりがいや意欲も高めることができるのです。

ビジネスマナーの基本が新社会人のスタート

社会人経験は初めてのことでも、学生時代にアルバイト経験がある人もいるかもしれません。ただ、企業の看板を背負って仕事をする以上、新社会人とアルバイトでは業務の重みや責任の度合いが全く違ってきます。

たとえ新社会人であっても、顧客やクライアントは一人前で対等な相手として見ています。いつまでも自分は新社会人だから、という甘えは通用しません。

一日も早く組織や部署に溶け込み、担当業務に精通できるように基本的なビジネスマナーを身に付けましょう。そうすることで新社会人として今後学ぶべき多くの業務の中から、次のステップに進めるようになります。

新社会人には多くの期待とともに不安があるものですが、大切な一歩を踏み出すためにビジネスマナーの基本を押さえ、新しい社会人生活を満喫しましょう。

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