ホーム > 経営者・人事部向け > 採用のミスマッチを防ぐ!?コンピテンシー面接の基本と効果

採用のミスマッチを防ぐ!?コンピテンシー面接の基本と効果

(写真=takayuki/Shutterstock.com)

企業が採用候補者を面談するときに注目されている方法に「コンピテンシー面接」があります。コンピテンシー面接は、従来の面接方法で起こりがちな課題を解決する有効な手法といわれています。人事担当者は、この面接手法を取り入れることで、採用のミスマッチを防ぐことができるかもしれません。

コンピテンシー面接とは

コンピテンシーとは、成果を出している人材の行動特性を意味する言葉です。コンピテンシー面接とは、採用候補者が会社に入社してから成果を出すかどうかを基準にした面接手法です。

従来の面接方法は、採用候補者が優秀かどうかというところにだけ焦点を合わせる傾向があります。一方、コンピテンシー面接では会社に入社して能力を生かして、会社の望む成果をあげられるかという点に着目します。採用候補者の行動面まで焦点を拡大して、優秀で成果を出せる人材の採用を目指します。

コンピテンシー面接の必要性

コンピテンシー面接は、下記で紹介する従来型の2つの面接方法に内在する課題の解決策として有効であると考えられています。

過去の人生経験や体験だけを聞いても候補者の能力は分からない

従来行われてきた面接方法の一つは、採用候補者が人生の中で体験してきたことや経験を質問する方法です。採用候補者は、平凡な体験ではなく、個性的でインパクトのある体験を話すことでしょう。人事担当者は、体験で感じたことなどを質問して、採用候補者の回答から受けた「印象」で選考をしていきます。

人事担当者が採用候補者の経験や体験をもとに質問していく方法は、瞬時に最適な受け答えを作り出す能力が優れている人物を採用しがちです。しかし、その回答内容が実際の採用候補者の能力とかけ離れているケースも多く、採用した後に「こんな人物だとは思わなかった」というリスクが存在します。

回答困難な質問に対する反応だけで判断するのは間違い

従来行われてきたもう一つの面接方法は、「なぜこの会社を選びましたか」という質問に代表される志望動機の確認です。志望動機は、採用面接の定番の質問なので、採用候補者は十分な準備をして回答するでしょう。そのため、人事担当者は志望動機にからめた思いもよらない質問や、時には圧迫的な質問を行って採用候補者の対応力を確認することになります。

こうした採用面談では、困難な質問に対してスムーズに回答できた採用候補者が高い評価を得られることになり、じっくりと考えてから回答を出すタイプの採用候補者の評価は低くなりがちです。質問に対する反応だけで判断する面接方法は、会社に必要な人材を選ぶという本来の目的とかけ離れてしまう可能性があります。

コンピテンシー面接の効果

従来の面接のように、人事担当者の質問に対する回答を考えるという方法では、採用候補者の瞬発的に考える能力は確認できますが、採用されて実際に仕事で成果を出せるかどうかの判断は難しいところがありました。

その課題を解決するために、コンピテンシー面接では、採用候補者の経験してきた体験や経験を思い出して答えてもらう質問形式で面接を行います。従来の面接手法と違うのは、インパクトのある体験や経験を聞くだけではないということです。体験や経験の中で、自分の考えを行動に移して成果を出したことを思い出してもらいます。これによって、自律的な考えや行動をもとに成果を出せるプロセスを持っている採用候補者を見つけることができるのです。

コンピテンシーが優れている採用候補者は、知識を持っているだけにとどまらず、知識を活用して行動に移して会社の求める成果を出すことができる人材といえるでしょう。

コンピテンシーを意識して面接の精度を上げる

コンピテンシー面接を行うときには、次の2点に注意して精度を上げる必要があります。1点目は、面接官自身が、会社が掲げる目標と、その目標を達成するための行動目標を熟知しておくことです。会社の行動目標を頭に入れながら採用候補者のコンピテンシーを確認していくのです。2点目は、面接官の個人的なイメージによって採用候補者の優劣を決めないことです。あくまで採用基準はコンピテンシー能力であることを忘れずに面接を行う必要があります。

>>【無料eBookプレゼント】生産性を上げ、利益を3割上げる 人事評価制度の活用術

【オススメ記事】
組織の生産性向上に欠かせないPDCAとは?
やりがいを求める若手社員。今と昔の違いは?
社員の能力を発揮させて業績アップが人事評価の基本
年収を上げたいと思われる社員になる秘訣
残業しない社員が評価される社会は来るのか?

人事評価制度の「いまとこれから」

人事評価制度サービスをリードし続けるあしたのチームが考える人評価制度の「いまとこれから」、深い洞察とエビデンスに基づいた最新のレポートをダウンロードいただけます。


人事評価制度の役割とこれから〜基礎編〜
この基礎編では、人事評価制度の本質的な役割と位置づけを考察します。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

人事評価制度の役割とこれから〜基礎編〜


人事評価制度の役割とこれから〜応用編〜
応用編では、人事評価制度を導入するにあたっての問題点とこれからを考察していきます。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

人事評価制度の役割とこれから〜応用編〜


人事評価を制度化する意義とその効果とは
人事評価を制度化する意義やその効果についてあらためて考えます。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

人事評価を制度化する意義

あしたのチームのサービス

導入企業3000社の実績と12年間の運用ノウハウを活かし、他社には真似のできないあらゆる業種の人事評価制度運用における課題にお応えします。


あしたのチームのサービス
人事評価制度の構築・運用支援、クラウド化。 これらをワンストップで提供することにより、企業の成長と従業員の育成を可能に。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

サービスガイド


あした式人事評価シート
あなたの会社の人事評価制度は運用しにくい制度かもしれません。人事評価制度を適切に運用するノウハウと、その理由をお教えます。

ダウンロードは下記フォームに記入の上、送信をお願いいたします。

評価シート