強い組織を作るために必要なことは?人事・経営層が取るべき施策

人事・経営層が求められることの一つに、組織力の強化があります。成長できる強い企業を作っていくためには、個人の能力の高さだけではなく組織としての強さも必要だからです。

今回は、強い組織を作るために人事や経営層取るべき施策を解説していきます。目的や施策を正しく理解し、強い組織構築に役立てましょう。

組織を作る目的とは

そもそも、組織を作る目的とは何でしょうか。人事や経営層のなかには、組織よりも個人の能力開発を重んじる人もいます。

もちろん、個々の能力を高めることも大切ですが、組織力を高めることでひとつのチームとしての団結力が高まります。

個々のメンバーが大きな目標に向けてそれぞれ取るべき行動を取れば、個人ではなしえないような大きな成果をあげることもできるでしょう。

また、社員の働く満足度の向上、早期離職率の低下など、あらゆる効果が期待できます。企業成長には、強い組織を作ることは欠かせません。

強い組織を作るために必要なこと

強い組織を作るにあたって、どんな要素が必要なのか知ることは非常に重要です。それぞれの要素を意識しながら、組織力の強化を図りましょう。

1.企業理念の浸透

まず何よりも大切なことは、企業理念の浸透です。強い組織を作るということは、全員が同じビジョンを持っているということです。

いくら個々の力が強くても、その方向がバラバラだとチームとしての成果は上がりにくいでしょう。

企業が目指している世界観や、その目的、個々が持つべき視点など企業理念をしっかりと認識させることが大切です。

企業理念をしっかりと浸透させた組織であれば、個々の役割まわりやなすべきこともしっかりと理解してくれるため、高いパフォーマンスが期待できるでしょう。

2.組織目標の共有

企業理念ももちろん大事ですが、目先の組織目標を共有させることも大切です。企業理念はどうしても漠然としているものが多いため、「今何をすべきか分からない」という状態に陥っている社員も少なくないでしょう。

1年後・半年後・1ヶ月後の企業目標はもちろんのこと、個人目標も明確にすることが大切です。そうすることで社員は、「今なにをすべきか」が明確になり自分の業務に集中することができるでしょう。

3.リーダーシップ

強い組織を作るためには、組織をひっぱるリーダーが必要です。

リーダーシップのある組織は、メンバーそれぞれがモチベーション高くお互いを刺激しあいながら成長します。

また、経験の少ない若手育成や教育にも積極的に関わってくれるでしょう。人事や経営層の働きかけだけではなく、自ら自走してくれるメンバーが増えることで、組織はより高い成果を出すことができます。

4.チームワーク

組織に切っても切り離せないのが、チームワークです。企業は基本的にチームで仕事をするため、業務を円滑に進めるためにはチームワークは必要不可欠です。

チームとして団結し、お互いを助け合いながら業務を進める組織は、高い成果を挙げられます。

また、チームワークのある組織は一緒に働くうえでやりがいが大きかったり楽しかったりするため、個々の働く満足度も高いでしょう。そういった意味でも、強い組織を作るうえではチームワークが大切です。

5.事業戦略と人事評価の連動

いくら強い組織を作ったとしても、それを舵取るのは経営層の役目です。しっかりとした戦略を練った事業戦略を構築することで、メンバーそれぞれが高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。

また、社員のモチベーション維持のためには公明正大な人事評価も欠かせません。事業政略と連動した人事評価を設定することで、メンバーは納得感を持って業務に臨めます。

組織を強くするためには、経営陣や人事による事業戦略や人事評価などの整備もしっかりと行いましょう。

6.人材育成

強い組織を作るためには、メンバーひとりひとりの育成も大切です。それぞれに合った方法で人材育成することで、個々の強みを生かすことができるでしょう。

特に、業務にまだ慣れていない若手社員の育成は大切です。この会社で何を成し遂げたいのか、自分自身の強みは何なのか、研修や座学などを通じて教育しましょう。

先輩社員によるOJTなどの育成方法は、若手社員だけではなく先輩社員の成長にもつながります。さまざまな方法があるので、自社にあったものを選びましょう。

人事・経営層が取るべき施策

強い組織を作るために必要な要素について確認していきました。続いては、人事・経営層が組織力強化のために取るべき施策を見ていきましょう。

1.企業理念やビジョンの見直し

企業理念やビジョンの見直しを図りましょう。強い組織を作るためにはメンバーが共感できる企業理念やビジョンが必要だからです。

また、企業の目標や市場動向は年々少しずつ変化してきます。変化しているにも関わらず同じ理念を掲げたままの企業は、刷新しなければいけません。組織力を高めるためには、現場社員の意見も交えて理念やビジョンの見直しを行うのもよいでしょう。

メンバー全員が共感できる理念であれば、組織としても強くなること間違いありません。

2.行動規範の策定

組織力を高めるためには、行動規範の策定を行いましょう。同じチームとして、やるべきこと・すべきでないことを明確にすることで、チームとしての士気が高まります。

また、禁止事項を先に掲げておくことは、メンバー全員に行動規範を周知させるためにも有効です。ある程度の自由度はもちろん必要ですが、理念やビジョンに沿った行動規範を定めることで、より理念やビジョンが明確になるでしょう。

3.チーム・組織の見直し

現状のチームや組織がうまく回っていない場合、定期的な見直しも必要です。個々の強みを発揮できていなかったり、相性があっていなかったりする場合、モチベーションが低下する可能性も少なくありません。

定期的にチーム編成を変えることで、刺激が生まれます。個々にアンケートをとるなど、意見を取り入れながらチームや組織を見直しましょう。

また、しっかりとコミュニケーションを取らなければ、どのようなチームや組織であってもうまく作用しません。チーム間でのコミュニケーションの場を設けて、意見交換を活発に行える空気感も大切です。

4.人事評価制度の見直し

社員のモチベーションに直結すると言っても過言ではないのが、人事評価制度です。自己評価と他己評価に乖離があればあるほど、モチベーションは下がり離職率も高まります。

人事評価を定める際には、評価理由や背景が明確にわかるものでなければいけません。メンバーともミーティングも交えながら、定期的に評価制度を変更していきましょう。

5.人材育成プログラム

組織力を高めるためには、個々の強みを引き出すことも大切です。人材育成プログラムを活用することで、個々の能力開発にも役立ちます。

人材育成は、OJTや座学研修などさまざまな種類があるため、企業の特性にあったものを活用しましょう。メンバーそれぞれにあった方法で長所を磨き、短所を改善させられます。

また、定期的に面談を実施して、メンバーの悩みや今後の目標などを把握しておきましょう。そうすることで、学びたいと思っている研修に参加させてあげるなど、正しいタイミングで適切な人材育成を行えます。

組織を作るために人事評価クラウドを活用しよう

ここでは、組織を作るために必要な要素や見直すべき項目について見ていきました。強い組織を作るためには、さまざまな方面でのマネジメントが求められます。

経営層・人事部が正しくメンバーひとりひとりの状況を理解するためにはITツールの導入がおすすめです。特に、人事評価クラウドであればひとりひとりの強みや目標、人事評価などが一目でわかるため、管理がしやすいでしょう。人事評価クラウドを活用し、強い組織を作っていきましょう。

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