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採用面接で人材を見極めるポイントとは?質問例や注意点を解説

応募者の適性を見極める場となる面接採用。

採用後のミスマッチが発生しないよう、面接で応募者の本質を見極めたいところですが、なかなか効果的な質問が用意できず、課題を感じている人事担当者も多いのではないでしょうか。

面接における質問では、相手の本音を引き出すポイントの他にも、NG項目や注意点を抑えておく必要があります。

この記事では、採用面接の基本的な流れから始まり、面接官の選定方法や質問の具体例、NG項目や注意点などを解説します。

採用面接とは?

採用面接とは、企業が従業員を新規に採用するために行う面接試験です。日本企業の多くが採用において「面接」を重視しているため、企業規模に関わらず、ほとんどの企業で採用面接が行われています。

採用面接は、採用ステータスに合わせて、担当者を変えて何度か行われることが一般的です。「企業が応募者を選別する場」というイメージが強いかもしれませんが、本来の採用面接とは、企業と応募者が双方向でお互いの希望を確認し合う場です。採用後のミスマッチを防いで社内で活躍できる人材を見極めるためにも、採用面接は重要な場といえます。

採用面接の手順

採用面接は、大まかに以下のような流れで進めていきます。

①ウォーミングアップ

応募者の緊張を和らげ、双方が話しやすい雰囲気を作るため、最初にアイスブレイクの時間を設けます。今日の出来事やニュースなど、応募者が話しやすい話題を用意します。

②応募者への質問

応募者の適性や希望を理解し、自社への適性を見極めるため質問をしていきます。具体的な質問内容については、後述で解説します。

③質疑応答

職務内容や労働時間といった労働条件の詳細を説明するとともに、応募者からの質問に応え、双方の意思疎通を図ります。

④締めくくり

面接に参加してもらったことへの感謝と労いの言葉を述べ、今後の採用の流れを伝えます。

評価基準

面接を通じて、応募者のどこを評価するのか、明確な評価基準を設けるべきです。

面接が何段階かに分かれていたり、大勢の応募者を複数の面接官で担当する場合は、評価基準の統一が必要になるためです。基準は企業の求める人材によって様々ですが、最低でも以下の項目を設定することがおすすめです。

  • 表情は明るく、明快な受け答えができるか。
  • 身だしなみが清潔か。
  • 最低限のビジネスマナーを守れているか。
  • 質問に対して、正確な答えを返しているか。
  • 企業や業務についてどのくらい理解しているか、事前に調べているか。
  • 他社と比べてどのくらいの志望度か。

これらの項目をさらに細分化して、5段階評価などで評価を付けると、面接者によるばらつきも少なく、管理もしやすくなります。

面接官の心得

採用面接を担当する面接官は、どのような態度で面接に臨むべきでしょうか。役割や選定のポイントを解説します。

面接官の役割

面接官の役割は、応募者を評価して選定することに留まりません。

的確に応募者を見極め、ミスマッチを防ぐためには、面接の場で応募者の本質を引き出す力が不可欠です。応募者が話やすい雰囲気づくりの他にも、主観や経験で決めつけることなく、情報を選別して言動の先にある思考や特性を見抜けなければいけません。

また、採用難の昨今では、企業が一方的に応募者を選定するのではなく、自社を選んでもらう姿勢が求められます。応募者の希望を汲み取り、自社の魅力や強みを的確に伝えることも、面接官の大事な役割です。

面接官選定のポイント

自社の採用理念に沿った人材を採用する必要があるため、自社の経営方針やビジョンをよく理解している社員を面接官に選ぶ必要があります。

また、職種別に採用を行っている場合は、その職種の理解が深い管理者や現場責任者が一度は面接を担当することが望ましいといえます。

さらに、応募者にとって面接官は最初に顔を合わせる企業の人間となるため、社内で活躍をあげている魅力的な人物であることが最適です。応募者の質問にも温和に対応でき、わかりやすく物事を説明できる人物を選定してください。

採用面接で人材を見極める質問例

それでは、採用面接で応募者の適性を見極めるための具体的な質問例やポイントを紹介していきます。

コミュニケーション力を見る

コミュニケーション能力は多くの企業で重視されている評価項目です。ここではあえて抽象的な質問をして、応募者の思考特性や理解力を探りましょう。

  • 趣味や好きなものについて教えてください。
  • 社内でのコミュにケーションでは何を重視していますか。

働き方の希望について

採用後のミスマッチや早期離職を防ぐため自社の業務内容や企業文化とマッチするのか、経営理念に見合った人材か見極めます。

  • 前職でストレスに感じたことはどのような点でしたか。
  • 今後、チャレンジしたい業務や分野はありますか。

価値観や思考特性について

働く上での価値観や何を重視するのか把握し、自社の労働条件や雰囲気とマッチするのか見極めます。応募者の内面に迫る質問になるため、モラハラやセクハラにならないよう、注意して質問してください。

  • 働く中で、どのような点を褒められると嬉しいと感じますか。
  • 挫折した経験はありますか。それはどのようなことでしたか。

経験やスキルについて

これまでの経験やスキルを確認したいときは、具体的でピンポイントな質問であることが重要です。遠回しな聞き方をせず、率直な質問を重ねて事実情報を拾うようにしましょう。

  • ○○といった成績をお持ちのようですが、どのような方法で達成しましたか?
  • このような業務で英語を使いますが、その程度の英語は対応できますか。

仕事の進め方について

周りとの協働を図れるか、何を重視して業務を進めるかなど、実際の現場と祖語がないかどうか確認します。相違があると応募者だけでなく既存の従業員の負担にもなってしまうため、お互いに意思疎通を図るようにしましょう。

  • 普段、タスク管理はどのように行っていますか。
  • チーム内ではどのような役割に立つことが多いですか。

退職理由について

ストレス耐性や定着度を見るためにも重要な質問です。応募者は前職への不満などネガティブな理由は湾曲的な言い方をするため、本音を引き出すよう工夫することがポイントです。

  • 退職理由の○○がなかったとしたら、続けていましたか。
  • 次に転職するとしたら、どんな理由で退職を決意すると思いますか。

志望度や入社意欲を探る

他社との温度感を探る以外にも、向上心や成長意欲が高いかどうか探っていきます。威圧的な印象を与えないように、相手の反応を見ながら聞き方を工夫してみるといいでしょう。

  • 今回の転職ではどんな点を重視していますか。
  • 自由に選べるとしたら、どんな仕事をしてみたいですか。

質問の禁止・注意事項

採用面接では、気兼ねのない本音のやりとりができることが理想ですが、その中でも面接官が注意すべき質問や行動があります。面接におけるNG行動や注意事項を解説します。

避けるべき質問事項

本人のプライバシーを侵害する質問や、業務と関係のない質問は禁止事項として面接官に明示しましょう。禁止すべき質問としては、以下のようなものがあげられます。

  • 出生地や家族の個人情報
  • 居住地の詳細や家庭環境
  • 宗教や信条、支持政党など、人権にかかわる内容

ビジネスマナー

面接の時間に遅れてくる、普段着のようなだらしない恰好をしている、話をちゃんと聞いていないなど、最低限のビジネスマナーは守るべきです。

応募者に求めることは、こちらもしっかり遵守する態度を心がけましょう。

一方的な態度はNG

面接は、企業が応募者を一方的に選別する場ではなく、応募者にも企業を選んでもらう場であるべきです。

面接官が身分を名乗らなかったり、業務内容や労働条件に関してちゃんとした説明がないなど、企業側から一方的に質問しては面接の意味がありません。双方向で意思疎通を図る姿勢を忘れないように臨んでください。

パワハラ・セクハラ

以前は意図的に「圧迫面接」を行う企業もありましたが、SNSで拡散されるなど、企業側にとってもリスクが大きく、昨今では避けるべき手法です。

無意識に応募者を圧迫しないよう、高圧的な態度や上から目線の言動には十分注意してください。

また、結婚や出産によって離職してしまう懸念から、交際相手の有無や結婚の予定について質問してしまうケースがあります。しかし、セクハラや女性差別ととらえられる可能性があるため、避けるようにしましょう。

整備された人事評価制度が会社側のアピールポイントに

採用面接は、入社後のミスマッチや早期離職を防ぐため、人材の適性を見極める重要な採用手段です。

具体的な評価指標と質問事項を用意することで、より的確に応募者の特性や思考を見極めることができます。

面接では応募者に対して自社の魅力や強みをアピールすることも重要です。面接の目標を面接官とよくすり合わせ、パフォーマンスの高い面接を目指しましょう。

また、採用難の昨今では、仕事ぶりを適正に評価してくれる明確な人事評価制度があることが、企業側の強いアピールポイントになります。

求める人材に対して自社を魅力的にアピールできるよう、併せて人事評価体制の整備も忘れないようにしてください。

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